先週の日曜日(日本時間で月曜日)と昨日にリバプール対シティが続けて戦うという、サッカーファンとしては大変ありがたいイベントがありました。2試合ともフルで観戦したので、感想だけ書いておきます。
1試合目のハイライト
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2試合目のハイライト
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なぜこんな好カードが2週続けて行われたかと言うと、1戦目は国内リーグ戦、2戦目はFAカップ(準決勝)という理由です。それぞれ1戦目と2戦目の間にCLの決勝トーナメント2ndレグが入るという忙しさです。1戦目が2-2、2戦目が3-2(リバプール勝利)でした。
2戦目実況/解説の下田さん、ベン・メイブリーさんも言っていましたが、間に入っているCLの重さが違っていました。リバプールの相手はベンフィカで、しかも1stレグでアウェイにも関わらず2-0で勝っていたため2ndレグはメンバーを落として戦うことができました。対してシティの相手はアトレティコ・マドリー。しかもアウェイで1-0の僅差だったため、2戦目も気が抜けない状況でした。フルメンバーでした。
1戦目は、頂上決戦と呼ぶにふさわしい内容でした。双方譲らず2-2の引き分け。ミスも少なく、得点も見事と言えるものばかりでした。2戦目はシティにやや疲れが見え、GKもエデルソンではなくステフェン。FAカップでは一貫してエデルソンではなくステフェンをペップは使っており、このリバプールとの大事な一戦でもステフェンでした。ペップの選手に対する誠意さは感じますが、この試合ではこれが裏目に出ました。明らかにシティの2失点目はステフェンのミス。正直なところ、このレベルの対決であのミスは目にしたくなかったというチョンボでした。
この2戦で一番印象に残っているのは、リバプールの勝っている時の所作
3-1で勝っている後半70分くらいのことですが、シティに押し込まれていたリバプールがボールを持てた時間帯がありました。通常このような状況ですと、最終ラインでボールを持ってゆっくりと攻め込むというシーンをよく見ます。私がいつも応援している浦和レッズもやはり例に漏れず、勝っているシチュエーションで、久しぶりにボールが持てた場合は最終ラインでゆっくりボールを回したい。それが観客にも伝わってくる時があります。
2戦目のリバプール、後半70分でボールを持った時、このチームは違いました。確かに少しボールは丁寧に扱う雰囲気はありましたが、どの選手も前を向いており、後ろにベクトルが向いている空気はありませんでした。
「隙あらば、勝っていてもゴールを狙う」
そんな空気をこのチームからひしひしと感じました。この空気をテレビ越しで感じた時、鳥肌が立ちました。これがいま世界でもトップと呼ばれているチームなんだなと、尖った雰囲気に圧倒されました。勝っている時にゴールを狙うというのは、どの選手でもインタビューで答えますが、その空気を真剣に感じられるチームはレアだと思います。
どちらも見所のたくさんある、お金を払ってでも見たいと思える試合でした。ドラマチックでしたねぇ・・。サッカーはやはり面白いです。