KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

ルヴァン杯準決勝・セレッソ戦。 #urawareds

めちゃめちゃお天気も良く、選手入場時のビジュアルサポートもよかった昨日のルヴァン杯・準決勝。

台風一過の快晴。


私は1stレグの試合を見て思ったのが、「セレッソは守備のスライドが非常に上手で、結果こそ1対1だったが、2ndレグで果たして浦和はあの守備をどうやって攻略するのだろうか。」ということでした。


結果は大いに残念な内容でした。あの結果を受けてTwitterで目にしたのが、「なぜアウェイゴールを奪って有利な状態だった中で、いつもと変わらないサッカーをしたのか。」という意見でした。セレッソが攻めてくるのは目に見えていたので、ブロックを作り、カウンターを狙えば良かったのではないか、という話です。


確かにそうだなと思えるところではあります。しかし私は、2017年のACL準々決勝で川崎とやった試合を思い出します。1stレグで3−1と有利に立った川崎は、2ndレグで車屋がレッドカードを受けて10人となります。ここから鬼木監督は、ポゼッションを捨てて10人でブロックを作る戦術に変更しました。しかしこれが裏目に出て、そこから浦和はどんどん点を積み重ね、最後に逆転をします。


この時、中村憲剛は、「どっちが良かったかというのは結果論です」と言いました。これはとても印象に残っていて、どっちが良かったかというのは、本当にその瞬間(判断の場面)ではわからないのです。


例えば、昨日のセレッソ戦。もし浦和は通常通りに攻めて3−0でセレッソに勝っていたとします。この場合、監督の手腕を皆が褒め称え、決勝に行けたことを喜ぶことでしょう。誰も「なぜカウンターにしなかったのか」と言う人はいないはずです。つまり結果論です。


私は、負けた試合の後に「◯◯をすればよかったのに」とか「なぜあの選手を使わなかったのか」というディスカッションするのはとても有意義で面白いことだと思っています。その中に解決の糸口が見つかる場合があります。大事なのは、「試合後にサポーターが語るのはすべて結果論であること」と言うことです。そこの意識があると、少し監督や選手の目線で、話ができるような気がしています。


※ちなみに私も友人から「あの試合はブロックを作って、カウンターにすべきだったよねぇ」と言われると大いに同意します(笑)。同意しつつも、心の中で上のようなことを考えているわけです。

おまけ

前回の記事で、トミカの浦和レッズバスが買えなかったと書いたところ、なんとTwitter経由で譲って下さる方がいらっしゃいました。大変ありがたかったです。今回の浦和レッズバス、とても精巧にできていてそのクオリティに感心しました。

トミカ・浦和レッズバス