KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

カタール行きを決めた日本代表。おめでとうございます! #daihyo

いやぁ、良かったですね、森保JAPAN。最終予選が始まってオマーンとサウジに負けた時はかなり悲壮感漂っていましたが、中盤を2ボランチから3ボランチに変えた辺りから連勝街道まっしぐら。素晴らしかったです。


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前半はオーストラリアのプレスも激しくなく、ボランチまですんなりビルドアップできた故か、浅野へのロングボールが目立ちました。たまに裏を狙う程度なら相手の最終ラインを揺さぶる良い刺激になると思うのですが、頻度が多く、その結果として前線と最終ラインの間隔が空いて、相手からしても攻めやすい状況になってしまいました。ちょっとしたカオス状態になっていました。これは試合前の森保監督の指示が背景にあったようです。


「シンプルに勝ち取りに行く、掴み取りに行くと伝えていた。今日のミーティングでも『いろんな難しい判断をしなければいけないけど、積極と消極があれば積極的な選択をしてほしい』と話した。経験談としては語っていないが、自分の経験の中で話した」とオーストラリア戦前の様子を明かした。

引用元:“ドーハの悲劇”30年後に大願成就…「自分の失敗談は話していない」森保監督が伝えた教訓(ゲキサカ) - Yahoo!ニュース


遠藤からすれば浅野が空いているので積極的にロングボールを蹴った、ということでしょう。ただ、やはりもうちょっと落ち着いてゲームが進めた方がいいという指示がハーフタイムにあったのか、後半はそこまでロングボールを蹴ることなく、10人全員で相手陣内に入っていく戦術になりました。


終盤になってくるとオーストラリアは動きが落ちてくると言うスカウティングがあったようで、日本はここぞとばかりにドリブルで切り裂ける原口や三笘を投入。これがドはまりしました。1点目のパスワークは山根、守田、三笘のフロンターレトリオ、2点目は三笘の独力突破。おそらく今まで三笘を知らなかったサッカーライト層にも響いた2点だったんじゃないでしょうか。


ここぞとばかりにJリーグもこんな動画を公開しています。元々用意していたのか、急ごしらえしたのかわかりませんがなかなか良い動画です。


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今までの記憶の中で強かったなぁという代表は、私の中ではザックジャパンでした。ザッケローニの時はW杯が近づくにつれて攻撃が相手に通じなくなってしまった印象がありました。そして本番では予選突破が叶いませんでした。おそらくメンバーが固定されて相手から研究されてしまったんじゃないかと思っています。


森保JAPANは、なんせ右肩上がりなのが良いです。最終予選の始めこそ苦しんだものの、中盤の最適解を見つけ出し、残り1試合を残してついにグループ首位に躍り出ました。森保監督は堅実だと思います。広島を何度も優勝させた手腕は確かだと思いますので、私はカタールでもベスト8行って欲しいと思っています。楽しみしかありません。


とにかく、おめでとうございました!

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以前の代表戦ゴール裏。