KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

前線の連携が上がってきたと思えるFC東京戦。 #urawareds

東京の左サイドバックは長友、浦和の右サイドは酒井宏樹。共に現役日本代表のサイドバックです。今年の夏までは同じマルセイユというチームに所属していました。その二人が対峙するサイドが注目されましたが、始まってみればいきなり開始30秒で酒井と岩波の間をうまく狙われて縦パス一本で失点。



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ただ、あまりに早い時間ということもあり、心理的なダメージは少なかったでしょう。逆に東京は先制したことにより自陣深くに引きこもってしまい、浦和のボール所持率が70%を超える場面もありました。東京が水曜日に試合があり、またレアンドロが5試合出場停止というもろもろの理由もあり、おそらく長谷川監督からすると先制しても全然気が休まるような展開ではなかったはずです。


相手が東京だからかどうかはっきりしませんが、昨日の試合は前線の連携がかなりスムーズに行っていました。例えばショルツから前線の江坂に縦パスを入れた時に、江坂の周りに小泉や関根が待機し、江坂は軽いワンタッチで2列目の選手にボールを落とす、そこからサイドに流してクロス。みたいな連携がかなりありました。


また柴戸や平野からもえぐるような縦パスが何度も入り、見ていてずいぶん楽しい試合でした。前半の東京の守備は本当に整っていました。しかし、例えば森重の江坂に対するイエローカードはおそらくストレスがたまっていた証拠だと思いますし、東京の守備が整っているようで、浦和の攻撃陣は相手に相当なプレッシャーをかけていたようです。


ユンカーについて

気になるのは、ユンカーが入った後に前線の流動性がなくなってしまうことでしょうか。Twitterでうどんをたべるつぶやきも最近は見られません。何度かスタジアムでユンカーのプレイを見た印象では、この選手はファン・ペルシーのようなフィニッシャータイプなんだろうなと思います。江坂のように細かく連携を取るタイプではなく、ゴール前に来たボールを鮮やかな技術で押し込むタイプです。なので、少しフィットするのが難しいのだと思います。

あとは、今はユンカーへのマークが当然キツいと思うので、他の選手が得点を取ることによってマークが緩くなった時にまたユンカーがゴールを奪える時期が来るのではないかと想像しています。


さて、次週はいよいよ「6ポイントゲーム」の神戸戦ですね。現在神戸とは勝ち点が同じですが、試合数は神戸の方が1試合少ないです。ということはこの試合に勝って勝ち点で並ばなくてはいけません。非常に楽しみにしております。いやぁ、こんなヒリヒリする終盤戦、数年ぶりですね。