めったにないことなのですが、当ブログ読者から「こんなのブログのネタにどうですか?」と投書を頂きました。Sさん、ありがとうございます!けっこうな長文だったのですが、ざっくりサマライズすると以下のような話かと思います。
マンCが好きなリカルド監督を踏まえて、今の浦和レッズに最適だと思うフォーメーションを考えてみて下さい
なぜこのお題をSさんが投げてきたか、ということですがポイントはこちら。
- 酒井宏樹が来ると適性はやはり4バックだろう
- 両SBは上下の運動量を求められるので、左は明本が1st choiceだろう
- 西大伍をSHにして、4-3-3がなんとなくいいんじゃないか
- ウィングが外に開く形は好きじゃないので、内側に絞る
- 外側は両SBが上がってピッチを広く使う
あと、リカルド監督はペップ大好きなので、このサイトも参考に考えて、と言うことです。
ウィンガーがいないんですよ
Sさんによると、私の意見を自由に書いていいと言うことでした。まあ、サッカー好きならこの手の話はいくらでもできそうです。私の場合は、以前のエントリーで「西大伍のボランチ起用は考えにくい」と書いていました。
Sさんの話だと4-3-3の右SHならどうか、ということでした。ボランチではなくSHです。これなら考えられそうかと思います。本職ではない西大伍をボランチに据えるのは、柴戸海という良いボランチがいるのになぜ、という気持ちでした。しかし右SHなら、今までの右SBや右WBの経験を持っている西にすればやりやすいんじゃないかと考えられます。
そうすると、酒井宏樹と西大伍の共存は可能ですね。で、欧州と日本で違うのは、「サイドから切り裂くようなウィンガーの存在」です。欧州ではこのタイプの選手がいますが日本では希少生物化しています。ミシャの時に駒井とか関根がこの役だったんですけど、懐かしいです。私は4-3-3ならウィンガーは外に開いて、SBが内側からインナーラップする形が好きです。ただ、浦和にそんなウィンガーが存在するか・・?
なぜSBがインナーラップする形がいいのか?
SBがインナーラップすると、大外からのクロスではなくて1列内側の、よりゴールに近いところからマイナスのクロスを出せるため、得点確率がより高くなります。クライフの本を読んでもらえれば、「ゴールに近いところでマイナスのクロスを上げられるようになるとそのうち得点できるだろう」と書いています。
(確か木崎さんが書いていたこれとかだと思うんですけど間違っていたらすみません)
良いウィンガーがいると、2枚付かなきゃいけなくなり、その隙にインナーラップしてきたSBに裏へのパスを出してそこからマイナスのクロスとか、戦術的には最高ですね。良いウィンガーがいるとそれだけで戦術の幅が広がります。
ウィンガーがいない場合は
浦和の話に戻ると、今のところはウィンガーがいないので、1列目の3枚は内側に絞って酒井や明本が大外から上がってくる形になるのかと予想します。ミシャの時の関根のように、サイドから強気でドリブルするような選手がまた出てくれば話が違ってくるかもしれません。
まあでも、酒井や明本が大外から単調にクロスを上げるのはリカルド監督も望んでいないと思うので、5レーン理論を使ってSBも内側から攻め上がる形は作ってくると思います。デンマークからウィンガー連れてくるかもしれませんね(笑)。
なんにせよ、酒井宏樹が来ると圧倒的な右サイドになると思うので、楽しみでしょうがないです。Sさん、こんな形でよろしいでしょうか😏?