KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

Jリーグ第2節・ベガルタ仙台戦(2020年) #urawareds

興梠とレオナルド、ストライカーが2枚いると1点上積みできるのか、そんな風に思えた第3節でした。2019年の浦和レッズのJリーグ総得点が34点。1試合平均1点です。これでは毎試合クリーンシートにしないと勝ち点が拾えません。そこにレオナルドが加わることで、(興梠がそのまま力を維持すると考えて)単純に1シーズン15点増える、とも捉えられます。



相手のベガルタ仙台は、2月のルヴァンカップで5−2という点差で勝利を収めた相手。監督は、愛媛FCや山形で結果を出してきた木山監督。若くしてJリーグの監督になり、着実に成績を残してきた印象があります。さて、どう立て直してくるか。2月からどういう風にチーム作りをしてきたか。


仙台は、守りのキーマンであるGKのスウォビクとシマオ・マテが不在です。代わりにユース上がりの小畑、CBにはキム・ジョンヤと吉野が入りました。浦和の4−4−1−1に対して仙台は4−3−3です。前半の印象は、お互いチャンスを作り出し惜しいシーンがありました。個人的には仙台の浜崎選手が良い動きをするなぁと見ておりました。守備もきちんとしており、椎橋がアンカーポジションでCBと良い距離感を取って、浦和の攻撃を防いでいました。


浦和の攻撃は右サイドに仙台の意識を向けさせて、一気に左の汰木にサイドチェンジという方法がよく見られました。汰木にサイドチェンジした時に仙台のスライドが非常に早く、なかなか汰木もそこから切り込んでシュートという形に持って行けませんでした。


長澤とマルティノスが入って少し流れが変わったか?

前節のマリノス戦は、ボランチ2枚が柴戸と青木という必殺守備人が入っておりましたが、今節のボランチは柴戸と柏木。少し攻撃に力を入れています。柏木を見るのはいつ以来だ?と思って調べたらちゃんとルヴァンでも開幕の湘南戦でも先発なんですね。柏木が躍動すると今のサッカーはより面白くなると思うので、どんどん存在感を出して欲しいです。

後半62分に柏木とファブリシオに代わって長澤とマルティノスが入りました。面白いなぁと思ったのが、マルティノスの位置が右ウィングだと言うことです。毎回判を押したように左ウイングに入ると敵将も対策を立てやすくなりますが、左右どちらに入るかわからんと言うことになると、少し相手を惑わすことができますね。今節もそのマルティノスが躍動していました。あぁ、苦節2年間を過ごした甲斐があったね、マルちゃん。

マルちゃんが右サイドでがんがんやってくれたおかげで、最後に関根→レオナルド→興梠で得点することができました。得点シーンを見るとわかるのですが、仙台はちゃんとこの3名にマークを付けていたんですよ?さすがとしか言いようがない、ゴールでした。あれは仙台もお手上げでしょう。

守備が不安とよく言われる今の浦和レッズですが、3節終わって勝ち点7も取っています。昨シーズンに比べたらずいぶんと改善されています。さて、次節は鹿島戦。これも楽しみですね。