KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

来シーズンは、ゴール裏よりもサイドで応援しそうです。 #urawareds

2年前、ひょんなことから北ゴール裏の中心に近い場所で応援させてもらう機会に恵まれました。それはもう、ボーイズの皆さんと目が合って緊張してしまうくらいの距離でした。



コレオグラフィーの手伝いはあるものの、アウェイの前日入りや、シート貼り、横断幕運びなどはやっておらず、こんな私がこんな席で応援していて良いのだろうかと思う日々でした。ただ、声は精一杯出していましたし、飛び跳ねて叫んでおりました。

シーズンチケットを持っているだけで、十分浦和レッズには貢献していると思いますし、ホームだけでなく、アウェイの試合に年間数試合行くだけでも、ヘビーなサポーターです(私はこの部類)。



しかし、さらにコアな部類になると例えば土曜日に大阪でアウェイがあると前日に現地入りし(有給休暇を取り)、順番確保のためのシートを貼り、横断幕もスーツケースに入れて運びます。

私の場合、ホームだと半日、アウェイだと1〜2日浦和レッズに時間を使います。しかし、早入り組や横断幕などを用意しているサポーターの皆さんは、これにさらに1〜2日はプラスしているのでしょう(もっとかもしれない)。ACL決勝のように、埼スタに向かう道中であんなたくさんの横断幕を用意するとなると、1週間とか2週間とかそういうレベルで準備をするのだと思います。

北ゴール裏の中心とは、そういう人たちで占められているのです。浦和レッズに対してかけている時間が、自分よりももう一段階上の人ばかりです。僕からするとアンタッチャブルな領域です。

先輩から「第一線を退く」と言われる

そんな私が、そんな場所で応援できたのも、偏にとある先輩のおかげでした。2年前にサウジアラビア🇸🇦に行った縁でゴール裏に誘って頂くことになりました。



その先輩が北ゴール裏にいると、周りの人から常に挨拶をされ、かなり存在感のある人でした。「自分は一体どんな人と知り合ってしまったんだ」と心配するレベルの先輩でした。この人が、席を確保してくれたので、(ほとんど何もしなくても)すごい場所で応援できました。

そんな先輩から「来シーズンから若手に任せることにして、一線を退くことにしたよ」と言われました。「申し訳ないけど、もう席を確保することはできない」とも言われました。



元々、私は一人で埼スタに行き、サイドで観戦したり、北ゴール裏でもものすごく上の隅の方で声を出したりしている人間でした。イメージとしては、もう亡くなりましたけど大杉漣さんのスタイルです。たまに友人を誘って二人で観たりする程度でした。


そんな私が、あんな北ゴール裏のほとんど中心の辺りで2年間も応援させてもらったのですから、それだけで大変ありがたいことです。「こんな私が、こんな場所にいて良いんですか?」と常々思っていたので、ある意味「もう席は確保できない」と言われると「ですよねー😅」と自分の身の丈に合ったレベルに落ち着きそうなことに、少し安堵感を覚えるほどでした。

来シーズンからは、大杉漣さんスタイルで

そんな訳で、来シーズンはまたサイドで観たり、北ゴール裏でも上の方で声を出すことになりそうです。シーズンチケットは既に更新していたので、自由席のままです。シーチケの案内状によると、来シーズンは差額でサイドの席も購入できそうなので、その新しいシステムを楽しみにしております。


先輩には大変お世話になり、またサポーターとはかくあるべき、みたいなのを肌で感じることが出来ました。貴重な経験でした。ありがとうございました。