KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【映画】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

さて、ついに最終章、これでおしまいの「ハリー・ポッター」を見てきました。まずは予告から。

第1作目の「賢者の石」を見に行ったのが、2001年。その時は僕は26歳でした。大阪で、なんちゃってSEをやっていました。SEというか、言われた仕事をひたすらパソコンでこなしていく日々でした。サポートセンター的なこともやっていましたね。

映画はその時から大好きで、毎週と言うほどではなかったにせよ、月に1回か2回は見に行ってました。一人で行くこともあれば、会社の人と行く時もありました。

ハリー・ポッターは、「賢者の石」があまりにもインパクトが大きくて映画館で3回見てしまった思い出があります。なんて素敵な世界観なんだ。そして音楽、映像、展開、すべてがパーフェクトでした。そうか、魔法使いというのは箒(ホウキ)に乗る練習をするのか、呪文を唱えても上手に発声しないと魔法も発生しないのかとか、いろいろ考えました。

「秘密の部屋」、「アズカバン」と作品が進むにつれ、全体的に暗くなってきて「賢者の石」のような明るさがなくなってきました。興行収入も「賢者の石」が最高で、だんだん下がってきています。なんでだろう?と思ったのですが、原作者の J.K.Rowling は、「7作目(死の秘宝)に進むにつれて作品はどんどん暗くなります。」というのをずいぶん前から明言されていました。「賢者の石」の完成度があまりにも高く、そして作品自体とても明るくて、最年少学年のハリーも可愛く、すべてが日本人の観客に受け入れられたのだろうと思います。そして、どんどん暗くなっていく内容に観客が離れていったのだろうと思います。

ただ、暗くなる内容の中で、「アズカバンは最高の内容だった。」とか「原作通りでよかった。」とかポジティブな意見もネットで見られました。そしてその多くが、「原作既読者」だったのです。これは、原作を読んだ方が良さそうだなと思って、律儀な性格なので「賢者の石」から順番に原作も読んでいきました。

はっきり言って、4作目の「炎のゴブレット」まではそれほど面白くなかったのですが、5作目の「不死鳥の騎士団」から原作も面白くなってきました。6作目の「謎のプリンス」などは、面白すぎて睡眠時間を削って読んだ記憶があります。原作だけで言えば、最後の7作目よりも6作目の方が面白かったです。

最後の「死の秘宝」を読んだあと、「これを映画にしたらすごい映像になりそうだな。」と思いました。なんというか、「ロード・オブ・ザリング」の「王の帰還」にも通じるような、終結する時のすごい盛り上がりを「死の秘宝」で感じたからです。「死の秘宝」を映画化する時に「Part 1」と「Part 2」に分けると聞いた時は、「あぁ、うまいな。」と思いました。まず、ボリュームがありすぎて、3時間でも入りきらないだろうと思ったのと、「Part 2」だけを考えれば、ノンストップで壮大なストーリー展開になりそうだなと思ったからです(その代わり、Part 1はとても展開が遅く、違う意味で映画にするのは大変そうと思いました)。

実際、今回の「Part 2」はすごい出来でした。素晴らしい出来です。ネットの評判を見ても肯定意見が多い。アメリカでの評価も高いようです。各誌が「最終章にふさわしい出来だ。」と賞賛しています。

参考URL:http://eiga.com/news/20110713/4/

個人的には、マクゴナガル先生が出てくるシーンは泣きそうな出来でした。そして、ウィーズリーのお母さんがベラトリックスと対決するシーンも良かったなぁ。

最後に。

僕は浦和のユナイテッドシネマズで見たのですが、IMAXシアターの威力は相当なものでした。日本にも数館しかない贅沢なシアターですが、もし近くにIMAXがあれば、3Dはこれで見るのを強くおすすめします。

ハリー・ポッター、これでおしまいかと思うと寂しいですが、原作者の J.K.Rowling が「PotterMore」というサイトを準備しています。どういう展開になるかわかりませんが、もしかするとスピンアウト作品などが出てくるかもしれません。楽しみですね。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。