KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

工藤孝太くん1人で十分楽しめたル杯・横浜FC戦。 #urawareds

いやぁ、工藤くん最高でしたね。初めてベンチに登録されてきた時は、あまりにCBがいないのでしょうがなくメンバーに入れているのかと思っていましたが(失礼)、どうやら相当有望な選手に思えました。



なんと、お姉ちゃんらしき人も現地観戦してましたか?


工藤くんのプロフィール

- 和歌山出身
ジュニアユースから浦和に所属しているので、和歌山からもしかすると親元を離れて浦和にやってきたのかなと思いました。「アオアシ」という漫画では、遠方からユースに入るのは珍しいようなので、もしかすると工藤くんも浦和のスカウトに「この子はもしかすると」と思われて入団したのかもしれません。(あくまで想像です)

- 17歳で二種登録
まだ高校生です。二種登録というのは18歳以下の二種のチーム(浦和ユース)に所属している選手と言うことです。アンダー世代では代表にも選ばれており、4番をつけています。相当有望な選手です。


工藤くんの何が良いのか?

横浜FC戦、1試合を見ただけなんですが、トラップがとても上手な選手に思えました。トラップミスは試合中1回もなかったように思います。CBの選手でトラップミスというのは本当に致命的で、例えばトラップをミスして2mくらいボールを離してしまうと、一気に相手のFWにボールを奪われ決定機を作られてしまいます。


私は、こういう凡ミスが1回でも前半にあれば、後半は交代もあったと思います。しかしながら工藤くんはフル出場しました。つまり凡ミスは1回もなかったです。


また、CBとしてはスーパーレアな左利きです。J1リーグでは左利きのCBというのは名古屋の丸山くらいではないでしょうか(鳥栖のエドゥアルドとか神戸のフェルマーレンとか外国人は置いといて)。リカルドサッカーのようなポゼッションを大事にするチームには喉から手が出るほど欲しいスキルを持った選手です。


フィードが素晴らしいのは、試合を見ていて感じました。特に2点目は、工藤→汰木→福島→(クロス)→田中達也(折り返し)→杉本ゴール!という流れでした。工藤→汰木→福島のフリックは工藤の左からのボールだから出来たようなパスです。右利きだとあそこまで汰木がうまくフリック出来なかったかもしれません。リカルド監督はこのシーンは心の中で阿波踊りを踊っていたはずです(嬉しくて)。


来年はトップチームに上がってきて欲しい

失点シーンでは、マギーニョにスライディングするも見事にぶち抜かれてクロスを簡単に上げさせてしまったミスがありました。おそらくユースレベルではあのスライディングで相手選手を抑えられていたのでしょう。しかしJ1レベルになるとスピードが上がります。工藤くんは「これがJ1レベルか」と実感としてスピードを体験できたはずです。


しかしながら、左利きで正確なフィードを繰り出すことが出来るのは十分証明されました。またルヴァンカップで続けて出場してもらってぜひ来年はトップチームで活躍するシーンを見てみたいです。工藤くん、今日は素晴らしいプレーをありがとうございました!十分楽しめましたよ。