KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

今のJリーグを英語でディスカッションする

Jリーグ海外事業部の小山恵さんが、以下のつぶやきをしていました。今のJリーグを英語で討論しようというコンテンツを作ったということです。



その動画がこちら。



ハリー杉山さんと、同じくJリーグ好きなヴィクトリアさんが司会をしています。パネリストは、僕もTwitterでフォローしている人が選ばれていました。



今回は前編ということです。27分の動画ですが、内容が面白くてあっという間に終わってしまいます。英語の勉強にもなります。印象に残った部分をキャプチャして載せておきます。引用方法に問題あれば、削除します。

記者会見で監督にもっと突っ込むべきだ

ショーンさんが提案した話題です。Jリーグはミスをした選手に対して寛容であり、あえてそこに踏み込まない文化があると言っています。リーグを発展させたいという考えから、マイナス要素のことは触れないということになっていますが、Jリーグも開始から30年になろうとしています。



オウンゴールをした選手の名前を出さないのは、Jリーグの特徴です。子供の試合ならそういう扱いもわかりますが、Jリーガーはプロです。誰がオウンゴールしたか、視聴者は知りたいはずです。

Jリーグも成熟しているのと合わせて、サポーターの試合を見る力も上がっています。日本の解説者は、ストライカーがミスをすると、パスが速かったとか不運だったとか、あまりその選手を指摘することがありません。しかし、視聴者はそのミスをした部分を掘り下げて欲しいと思っていることもあります。

これに対して、Jリーグのスタッフである廣瀬さんはこのようにコメントしました。



もしかすると、記者会見もより面白くなるかもしれないですね。


ショーンさんは、ACL決勝の前日会見はとても良かったと褒めています。サウジアラビアの記者が、大槻監督に「Jリーグで残留することと、ACLで優勝することはどちらが大事だ?」と率直に聞いているのです。日本のメディアでは、なかなかこういう質問はしない。もっと、このような質問がたくさん出てくるような文化になれば良いとショーンさんは言っています。

外国人選手に対する憧れが強すぎる

10〜15年前や、2002年の日韓W杯あたりの日本なら、ヨーロッパの有名選手がJリーグに来てくれるとそれはもう腫れ物に触るような待遇でした。しかし、今はJリーグのレベルは格段に上がっています。

これは、長い年月をかけて子供の頃から育成するJリーグの方針が実ってきているのです。ヨーロッパの有名選手が来ても簡単に活躍できる時代ではありません。



ただ、集客力はすごい。3〜4年前のヴィッセル神戸だと、アウェイ戦であそこまで席が埋まるのは考えられないことです。まあ、外国人選手の中でもイニエスタは別格だとは思います(苦笑)。

憧れというよりも、イニエスタやトーレスがJリーグを選んでくれるくらいのレベルにJリーグが上がっていることを誇るべきだし、世界の数あるリーグの中で日本を選んでくれてありがとうという感謝の気持ちで接することが大事だと、ダンさんは言っています。



前編だけでこれだけ面白い内容が語られています。後編が楽しみです。是非、動画全部を見て下さい。何か刺激を得られるはずです。