今年も浦和の全日程が終了しました。最後は本当に残念な結果でした。僕の周りにいる浦和サポは、多くの人が「眠れなかった。」とつぶやいていました。鹿島との第2戦で、いくつか疑問に思ったので書いておきます。今回は長文なので目次をつけておきました。
予想はしていましたが、これっぽっちも眠れません。
— Tetsuro Kutsuwada (@tetsu11k) 2016年12月3日
目次:
なぜ李をださなかったのだろう?
浦和サポなら「なぜ李を出さなかったのだろう?」とかなりの人が思っているのではないでしょうか?後半の、1−1の同点の時間帯に、浦和チームには何か重苦しい、見えない鎖にでもつながれているのではないだろうか?と思える部分がありました。
この時に高木に代えて青木が投入されました。今までの戦い方で行くと、李が出るものだとばかり思っていました。もしかして怪我でもしてベンチに入っていないのか?と思ったのですが、ちゃんとサブメンバーに入っていますし、試合後のコメントでも李が怪我しているなんてことは載っていません。
青木は確かに良い選手ですが、得点効率から行くと、高木と李を交代させた方が良かった気がします。まあ、柏木へのプレスが半端なかったので、ボランチでも2列目でもそれほど変わらないと判断したのかも知れないです。柏木がボールを回せなかった、というのは大きな敗因だと思います。そこは小笠原と永木が素晴らしかった。
なぜ槙野は、PKを与えるファウルをしてしまったのだろう
あと、槙野のPK献上、さすがにあれは… 7月の福岡でも同じことやってますからね。 その時よりも西川の寄せ方は良かったですし、並走してシュートモーションに合わせて足出すだけでも、相手へのプレッシャーやシュートコース限定につながって、西川だったら止めてたかもなぁとも思いましたし。
— paixao@CL2017遠征貯金開始! (@urawa_paixao) 2016年12月4日
上のTweetは、本当にその通りで、槙野は無理に鈴木を後ろから倒さなくても西川が止めていた可能性もありました。西川はこういう1対1はPKよりもむしろ得意じゃないでしょうか(苦笑)。鈴木を後ろから追いかけてプレッシャーをかけ、コースを限定して西川に任せる、というのもアリでした。なぜ槙野はファウルを犯してしまったのでしょうか。
まあ、とっさの判断でああいう風になってしまったというのがあるので、鈴木のスピードから考えるとなかなか難しい部分はありました。ドリブルしても鈴木のスピードは全然落ちません。さすが鹿島が誇る肉食男子。西川という守護神がいるので、後ろから倒してPKにするという選択肢は浦和の場合は消してもいいのではないでしょうか。
なぜ最後は槙野のパワープレイだったのか。
交代策も謎ならば、この最後のパワープレイもこの試合の大きな謎でした。こんなパワープレイ、ペトロビッチ監督になって5年経ちますが、初めて見ました。それだけ監督が追い込まれていたのでしょうか。おそらく練習もしていないでしょうから、ぶっつけ本番のパワープレイだったはずです。
それならば、5年間ずっと練習してきた後ろからつないでフィニッシュの方がまだ可能性を感じる攻撃だったはずです。僕はここが一番解せなかったです。ペトロビッチ監督が一番大事にしているつないで、つないで、フィニッシュという根本的な部分を覆すからです。5年間のサッカー哲学そのものを否定するかのようなパワープレイでした。当然うまくいくはずもなく、鹿島の守備陣に制空権も握られたままでした。
試合に負けたのもショックでしたが、このパワープレイは今までの浦和のサッカーを崩す気がして、大きな違和感を感じました。びっくりした、と言う方が言葉としてあっているかも知れません。ある意味、語り継がれそうなパワープレイです。
おしまいに
2ステージ制はくそだという声もネットでたくさん見ましたが、ルールはルールです。同じレギュレーションで鹿島の選手たちは戦い、勝ち点15点差をひっくり返して優勝することができました。本当に悔しいですが、1ステージ制に戻る来年こそは、独走の1位を目指して優勝してもらいたいです。選手の皆さん、スタッフの皆さん、1年間お疲れ様でした。来年も楽しみにしております。