今回の鹿島戦。負ければ、3位鹿島との勝ち点差は7に開き、残り4試合で勝ち点7を詰めるのは、奇跡でも起きないと無理な状況になるところでした。
いわゆる「絶対に負けられない試合」というヤツです。いや、「絶対に勝たなければいけない試合」でした。そんな中、勝ち切った浦和は素晴らしいです。最高の賛辞を送ります。
ゲーフラ復活
試合の感想に入る前に、ゲーフラについて。いよいよゴール裏にゲーフラが戻ってきました。鹿島に勝てなかった期間も長かったですけど、ゲーフラがなかった期間も長かった。2014年の序盤からゲーフラ禁止になりましたから、4年半ぶりくらいの復活です。
今日からゲーフラ復活ですね。 #urawareds pic.twitter.com/YxAC5ynMyb
— paixao@中東系浦和人 (@urawa_paixao) 2018年10月20日
みんな新調してるのかなと思いましたが、使い古したゲーフラもたくさんあったので、大事に家で保管していたのでしょうね。今回の解禁に合わせて、久しぶりに持ってきた。
なんか、ジーンと来ます。サポーター愛を感じます。4年半は長かった。
前半30分までは、excellent
必ず勝たなければいけない中で、試合の序盤は浦和の選手が攻め、鹿島が守るという構図でした。鹿島の選手を細かく把握しているわけではないのですが、レオシルバがベンチにも入っていないのは、怪我なのか、それとも水曜のACLに向けての温存なのか。
レオシルバがいないのは、かなり助かった気がしております。さらに日本代表の三竿はサスペンション。代わりに先発したのが、小笠原、永木でした。
浦和の最終ラインがボールを持っているときは、鹿島はそれほど前からプレスをかけてこなかったので、岩波が比較的楽に配球できておりました。
長澤の試合後コメントを読んでも、岩波が配球するのは、チームとしての狙いだったようです。
少ないチャンスであっさり決める鹿島
またかと思いましたが、前半にあれだけ浦和が攻めていたにもかかわらず、先制したのは鹿島でした。
ファーサイドを誰もケアしていなかったのは問題かもしれませんが、これはもう西大伍を褒めるべきでしょう。よくあんなダイレクトの難しいシュートをきちんとコースに蹴ることが出来るなぁと思いました。
左で崩している時に、手を上げながらジワーッと上がってきている西を見て、完全にゴールまでのイメージが出来ていたんだと感心します。
0-1で折り返す
いつもであれば、堅守の鹿島に先制されて落ち込むところですが、何故かこの日は、全くそんな気持ちになりませんでした。もう勝つしかないというわかりやすい状況だったので、とにかく自分としては声を張り上げて、飛び跳ねるだけだと腹を括っていました。
あと、前半の攻撃が機能していたので、それも前向きな要素でした。そして後半に入ります。
セットプレーから反撃の狼煙
なかなか鹿島の守備陣を崩しきれない中で、CKから追いつくことができました。
倉敷さんの「ジャストミート〜!」という実況が良いですね😁。岩波はいつもは、ファーサイドに張っていて、折り返す役目が多いと思うのですが、この時はニアに詰めていて、見事なヘッドを決めました。
岩波の同点ゴールは、いつもなら槙野がシュートの流れでしょうし、鹿島の選手に槙野の1人前で跳ね返されてる可能性が高かっただけに、ファーでの折り返しを担当することが多い岩波がニアに入って行って、槙野よりも手前で触ってゴール決めたのは、このゲームのターニングポイントでしたかね。
— paixao@中東系浦和人 (@urawa_paixao) 2018年10月20日
これで、韓国代表GK、クォン・スンテの壁をぶち破りました。
武藤無双
そしてここからショータイムです。全員が強い意志を持って攻撃していたからこその個人技につながるわけですが、武藤が見事なターンからのすごい左足を決めました。
ゴラッソです。何故利き足ではない左足でこんなスーパーゴールが決められるのでしょうか。もう一度見てみましょう(笑)。
いやぁ、何回見ても良いですね(笑)。試合後のオリヴェイラ監督のコメントを読むと、あぁ、この監督が来てから武藤は成長しているんだなとわかります。
武藤の場合も、私たちが来たばかりのころは自信やフィジカルコンディションの部分で物足りなさを感じました。せっかく運動量がある選手なのに、そこを発揮できていない状況でした。彼には、勇敢にプレーをすることを求めましたが、それができるようになってきたと思いますhttp://www.urawa-reds.co.jp/static/ttt/150277.html
大槻コーチから「振り抜け」とアドバイスされていたという記事もありましたし、30歳でもまだまだサッカー選手って進化できるんだなぁと思わせてくれるゴールでした。
ちなみに、サッカーダイジェストのレビューでは、滅多に見ない「8点」が武藤に付けられました。手放しで褒め称えています。
【J1採点&寸評】浦和3-1鹿島|手が付けられなかった武藤は「8」!一方で鹿島守備陣は… | サッカーダイジェストWeb https://t.co/VHXzck35rV #urawareds #antlers #浦和レッズ #鹿島アントラーズ #武藤雄樹 pic.twitter.com/yvQZcGP8pb
— サッカーダイジェスト (@weeklysd) 2018年10月20日
あとどうでも良い話ですけど、この武藤のゴールが決まるまで、延々とゴール裏は「仕掛けろ浦和」を歌っていました。ずっと飛び跳ねてました。雨が降ってましたけど、全く寒くなかったです(笑)。
鹿島に攻め込まれるも
逆転してからは、鹿島が押し込むようになりました。何度か、良い位置からFKも与えてしまいましたが、見事にしのぎました。相手が結構シュートを外してくれたのも助かった部分ではないでしょうか。
そして、最後の武藤の「メッシ」につながるわけです。柏木がこのプレーを見て、メッシだメッシだと連呼していたそうです(笑)。
はぁ〜、ため息出ますね。もう一回見て良いですか?
いやー、最高ですね。ナバウトのパスも良かったです。そして、心震えたのが、昌子をかわしてのゴールだったこと。私、昌子については非常に良いDFだと思っていて、この選手がいたにも関わらず、1人で決めきった武藤は凄い選手だなと。
暫定5位
さて、暫定ではありますが、ACL圏内の3位まで勝ち点1の5位になりました。シーズン序盤の勝てない時期を考えると、かなりの上昇です。よくぞここまで上げてきた。さすがオリヴェイラ監督です。
水曜に天皇杯、そこから10日ほど空いて6連勝中のガンバ戦が待っております。いやいや、緊張感のある、非常に楽しいシーズン終盤になりました。全力でサポートして参ります!
おまけ
森脇の試合後コメントが面白いです(笑)。
(ベンチで見ていた武藤選手の3点目については?)
「すごかったですね。その前にチュンくん(李)と『今日の武藤の運動量はすごかったな』と話していたところで、最後にあのドリブルを見せてくれたので、空いた口がポカーンとなったまま塞がらなかったです(笑)。でも本当にすばらしいプレーヤーだなと感じました。あの時間帯にあれだけ走れる選手は、日本を探してもなかなかいないです。すばらしかったです。僕も真似をしたいですけど、ドリブル中に足がつっちゃうと思います(苦笑)」
なんか、森脇がこのコメント言ってるのをイメージすると笑えてきます。確かに武藤はすごかったですが、森脇も良かったです。またさらに状態を上げてきてほしいです。前半の、興梠からのパスは枠に飛ばしてほしかったなー(笑)。
それでは!ヾ(♯゚Д゚)ノウラーワレッズ!!