日経電子版にキヤノン電子の社長インタビューが掲載されていました。酒巻久さんという人です。就任したときは赤字の会社だったそうで、その時の状況が細かく紹介されていていろいろ面白いインタビューでした。
不良在庫や過度な設備投資など、様々な赤字要因を抱えていたが、中でも社員の働き方に大きな課題があったという。「意欲のない社員が多かった。パソコンの操作履歴をチェックすると、勤務時間の9割を私用メールやゲームなどに費やしている人もいました」。
「社内雑談」と「書く」が、会社再建の肝だった :日本経済新聞
幸いなことに、40年ほど生きてきて赤字の会社に勤めたことがないのですが、社員のやる気のなさが半端ないですね。勤務時間の9割を私用メールやゲームに費やすって、どんだけ仕事がないんだという話です。しかも上司も何も言わなかったわけでしょう。
酒巻社長が、どのように会社を変えていったかと言う話が上の記事で書かれています。2つのポイントがあって、一つは社員同士雑談すること、二つめは書くこと、だそうです。読んでみた感想は、課題というものは自分のこととして、主体的に捉えないと何も変わらないんだなと言うことでした。
なかなかお見事な社長です。