KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

#M-1グランプリ でウエストランドに注目していたものの、まさか優勝するなんて!

M-1グランプリ、毎年楽しみにしております。この日も2週間も前からカレンダーに入れて、心待ちにしておりました。

この日、何がすごいって、18:34からM-1が始まる予定で、それに加えて「「鎌倉殿の十三人」が最終回、そして深夜0時からW杯決勝と完全にテレビに釘付けだったことです。この配信全盛時代に、こんなにライブ放送が楽しみなコンテンツが連続してあるなんて!さすが年末!

今年もM-1のレベルが非常に高いと思ったのは、トップバッターの「カベポスター」です。とても面白かったにも関わらず、すぐに4位以下に落ちてしまったこと。個人的にカベポスターのクリエイティブなネタはツボでした。これで最終決戦に残れないのかと。

他にも実力者揃いの中で、個人的に気になっていたのは「ウエストランド」。出身地が彼らと近いのです。なんならウエストランドというのは岡山県津山市にあるショッピングセンターで私も子供の頃によく行きました。

出身地と併せて彼らが気になる理由がもう一つあります。2020年、彼らはM-1の決勝に進んでいるのですが、その時のパフォーマンスがとても好きだったのです。

当時の動画はアップされていないようです。ネタとしては女の子にモテない理由を色々な方法でディスるような内容でした。最近のお笑いは毒舌ネタは敬遠される傾向にあります。しかしウエストランドは真っ正面から毒舌ネタで挑んできました。確か、2020年のM-1出場時は決勝で9位という結果でした。マヂカルラブリーが全て持っていってしまった年でした。

しかしそのネタの独創性に私は大いに衝撃を受け、録画した彼らの漫才を何度も見ました。毒を吐く井口さんの抜けっぷりが最高に面白かったです。それでも毒舌をベースにしたパフォーマンスはどことなくアウトサイダーな雰囲気がありました。

2年経って、改めてウエストランドが決勝に出てきたというので、どんなふうに芸風が変わったのか楽しみにしておりました。さすがに毒舌はマイルドになっているのではないかと思いましたが、2年前のように審査員の得点は低くてもいい、とにかく突っ走って欲しいと思っていました。

蓋を開けてみると彼らのパフォーマンスはさらに研ぎ澄まされており、毒舌は鋭くなっておりました!一緒に見ていた妻が「面白い!」と言っているのを聞き、より洗練された毒舌ネタが今回は受けているのか!と彼らの成長に驚きました。

スタイルがスタイルなので、まさか優勝はしないだろうと思っていましたが、結果はそのまさかでした。優勝時のコメントで、相方の河本さんが「最近、井口の仕事ばかり増えて・・」と言っているのを聞いて、そうか井口さんの小気味いい毒舌はやっぱり聞きたい人が多いんだなと合点が行った次第です。

今頃、津山市にあるショッピングセンター、ウエストランドはM-1バブルに沸いているのでしょうか。ウエストランドのお二人、M-1優勝おめでとうございます!