KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

今までの全てが報われた瞬間。優勝おめでとうございます!

ふー、本当によかったです。サウジアラビアまで応援しに行った甲斐がありました。2011年降格のピンチの時にも、雨の日も、ずっと応援した甲斐がありました。今まで応援してきたことが全て報われた瞬間です。

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多くのサポーターに支えられて、夢を叶えることができました。阿部ちゃんの涙が一番印象的でした。Jリーグ関係者も大喜びでしょう。AFCチャンピオンズリーグを勝ち取ることはJFAの悲願でした。

思えば、今年の2月21日に始まったACLのグループリーグ第1節(ウェスタン・シドニー戦)。いきなり4−0の大差で勝利でした。ここからグループリーグを首位で通過。

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3月には上海に行き、上海上港との試合を観戦。アウェイで2−3で敗戦するも、ホームの埼玉スタジアムでは、1−0で勝利しました。

5月から始まった決勝ラウンド。韓国で、U-20のW杯を行っているため、照明のないスタジアムで15時にキックオフという劣悪環境の中(苦笑)、0-2で敗戦。かなり追い込まれた状況になりましたが、ホームで驚きの逆転勝利。


20170531浦和対済州ユナイテッド


上の動画は私が撮影しました。ホームで3-0だったのですが、90分では2-0で、アグリゲートスコアが同点になりました。そして延長で森脇が見事に逆転弾を決め、ベスト8に進んだのでした。正直、このゲームを見た時点で、「年に一回でもこんな試合が見られるなら、いくらでもスタジアム来るわ。」という胸がスカッとするような、とても素晴らしい試合でした。それが次の川崎戦でも観られるとは・・。

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5月31日に済州戦があり、しばらく日程が空いて準々決勝の川崎戦は8月のことでした。今回の浦和のラッキーなところは、決勝ラウンド1回戦から決勝戦まで、ずっと2戦目にホームだと言うことです。

川崎戦も第1戦は、アウェイで3-1で敗戦。今の川崎の実力からすると、武藤のアウェイゴールで何とか1点返したとは言え、2点差はかなり厳しい状況だと思いました。そしてミシャ監督は解任されており、非常に不安定なチーム状況でした。

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9月13日の川崎戦、2ndレグ。26000人のサポーターが集まりました。ただ、個人的にはこれは相当厳しい戦いではないかと思っていました。川崎のポゼッション力は、あのミシャ監督でさえ、哲学を曲げて4バックにしたくらいですから。

しかし、車屋が前半38分に一発レッドで退場すると、川崎は10人になり、2点と言うアドバンテージもあり、自陣に引きこもりました。うお、川崎が引きこもった、これはチャンス!と思いました。

案の定、ゆっくりとですが、浦和は得点を重ねていき、最後は高木が4点目を入れ、衝撃の逆転劇を見せてくれました。いや、私はもうこの時点で、大満足なわけです。1年で2回もこんな大逆転劇を見せてくれた浦和レッズ。もう本当にありがとうという気持ちでした。

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準決勝の上海上港戦。グループリーグに続いて、今年2回目の上海、そして同じスタジアム(笑)。ミシャ監督がグループリーグでこのチームと戦った時、「非常に面白かった。決勝ラウンドでも対戦したい」とコメントしていました。決勝ラウンドでも対戦することになりましたが、ミシャはいません。これは寂しかった。

1stレグを1-1の同点で終えると、勝負の2ndレグ。ここまで来ると、埼スタに来るサポーターの人数も増えてきます。川崎の約26000人から、約44000人へ。フッキやオスカルが相手にいたのも注目度が高かったのかもしれません。

私は職場の同僚も呼び、皆で観戦しました。ラファのヘッドが決まり、1-0で勝利。もうお祭り騒ぎです。

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決勝は、この勢いで私はサウジアラビアへ飛びました。浦和サポとしては史上最も少人数の約240名。今まで一番声を張り上げて応援しました。おかげでこの後1週間声がかすれ、結局埼玉スタジアムでも声がかすれたまま応援しました。

そして優勝・・。

去年は、年間で最も勝ち点を取ったにもかかわらず、鹿島に優勝をかっさらわれ、その前もシーズン終盤に何度も失速し、優勝まで手が届きませんでした。今回はそれが全て報われました。アジアでナンバーワンです。この決勝に上がってくるまでも非常に劇的な試合が多かったため、本当に記憶に良く残っています。

選手の皆さん、サポーターの皆さん、スタッフの皆さん、浦和レッズに関わる皆さん、本当におめでとうございます。応援していて良かったですね。お疲れ様でした。