KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

酒井宏樹と細江さんの発言に見るサッカーのAutomatism。

サッカーの面白い点を上げろと言われると、一つにAutomatism(自動性)があります。チームで鍛錬されて、あたかもチーム11人が同じイメージを持ってパスを重ねるような部分です。酒井宏樹が浦和レッズに加入して初めての試合(鳥栖戦)のあとにこんなコメントをしていました。

今日は90分間ずっと考えながらプレーしていましたので、考えずにオートマチックにできるようになれば疲れないと思います。今日はいい勉強になりましたし、まだまだ自分のパフォーマンスを上げないと思いました。(酒井宏樹・鳥栖戦コメントより)


また、今週のDAZN「SerieA FREAKS」で、いつもの細江さんが不調のユベントスについて以下のようにコメントしていました(語尾等違います)。

どうしても自分が顔を上げて、考えてその次のプレーを選択するという、オートメーションが全然ない。


強いチームというのは、そこにオートメーションが組み込まれていて、選手が深く考えなくても次から次へとパスを回すことができる。そういうチーム作りができる監督は良い監督だと思います。ミシャが監督をやっていた時の浦和の前線にはそのAutomatismがありました。密集しているにも関わらず、その中を面白いようにボールがすり抜けていくので、観ている方は楽しくてしょうがなかったわけです。


さて、今の浦和はリカルド監督がチームを構築中です。はたしてそのAutomatismを組み込むことができるかどうか。そこがしっかりと選手に浸透すれば最高に面白いシーズンが近いうちにやってくると思います。