KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

点を取られた時間帯が悪かったかなぁ。(2020年JリーグvsFC東京戦) #urawareds

先制されるまでは、浦和のシュート数が多くて良かったですが、失点した時間帯が悪かったなぁという印象です。



先制すると強い東京

昨日のFC東京戦、振り返ってみると、先制を許してしまったのが一つ敗因で、それに対する策が弱かったように思えました。「あれ?そういえば先制された試合は、今シーズンあったっけ?」と思って調べてみると、開幕の湘南戦(2−3で浦和の勝利)がありました。この試合は先制されたんですけど、前半7分の得点で湘南もそこまで引いて守る感じでもなかったので、浦和が反撃できました。


ただ、昨日は失点が前半の終了間際でした。そして長谷川監督のチームカラーは「ブロックを作ってカウンター」が明確に出ているチームです。そうすると先制すると、自陣でじっくりと構えてディエゴ・オリヴェイラ、永井でカウンターという形が取りやすくなります。逆に今シーズンの浦和も汰木やマルティノスで前のスペースを思い切り攻めるというスタンスなので、相手がスペースを消すと攻めにくくなります。


引いて守る相手をどう攻略するか

こういう風になってしまったのって、今シーズン初めてだと思うんですね。ル杯の仙台戦、リーグ戦の仙台、Fマリノス、鹿島はいずれも先制はされませんでした。東京のように上位に食い込むような相手で、守備陣に人材が揃っているようなチームが相手だと、(まあ浦和に限らず)攻略は難しいです。


浦和は交代策と、横からのクロスでなんとか攻略しようと試みましたが、個人的な印象だと長谷川監督のチーム相手に横からのクロスはほぼ可能性を感じられません。CKも何回か取りましたが、普通に放り込むよりもショートコーナーの方が良かったように思います。


交代は、汰木→関根、長澤→マルティノス、杉本→レオナルド、橋岡→エヴェルトンでした。Fマリノス戦の時に足をつっていたのに橋岡を意地でも代えなかったのは、やはり守備力が評価されてるんだなぁと昨日の交代を見て思いました。とにかく得点をしなければいけない時は、橋岡を下げて柴戸をSBに入れてでも攻撃的な選手を入れるのかと思いました。


ま、引いて守る相手を崩すのは欧州のトップチームでも手を焼くことですし、ミシャ監督も難しいと言ってましたし、私のような素人が傍から見るよりもずいぶん難しいのでしょう。浦和の4−4−2は今年から始まったわけですし、「引いて守る相手をどう崩すか」という大きな課題が見つかった、良い試合だったんじゃないかなと思います。負けは悔しいですけどね。


引いた相手にマルティノスを使う時は、思い切りワイドに張らせたり、少し下がり目に置いておいて、とんでもない距離にボールを放り込んで取りに行かせるというような、スペースを作ってあげないといけないと思います。