KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

低視聴率だったけど、「いだてん 」は超面白かったです。

毎年、NHKの大河ドラマを観ているわけではないのですが、「いだてん」は最初から最後まで観ました。非常に面白かったです。



思えば、宮藤官九郎の脚本が好きなんですね。以前の朝ドラ「あまちゃん」もほとんど観ました。ユーモアがあって、それでいて心温まる内容に作り上げる作風が素晴らしいです。

いだてん見てよかったなと思うこと

  1. 古今亭志ん生の落語を知ることができた
  2. 金栗四三という実在の人物を知ることができた
  3. 田畑政治は、最高
  4. 嘉納治五郎が今の日本の体育教育のもとになっているんだと勉強になった。そして、海外でもすごい人気なんだと思い知った
  5. 一度決まった日本の五輪開催が、戦争で流れてしまったという暗黒面を知ることができた
  6. 金、銀、銅という上位独占の時は、国旗が3枚必要だということを知った。そして、それを準備する人がいることも。
  7. 良くも悪くも、スポーツと政治の関係
  8. 人見絹枝に始まり、前畑秀子、東洋の魔女という、女子スポーツの連綿性を知ることができた
  9. 五輪候補の選手が戦争で死んでしまうという事実が悲しかった


ドラマとしても面白かったですけど、上記のように初めて知ることも多く、他にも東洋の魔女の監督、「鬼の大松」が自分の教え子を全員結婚させるという強い意志を持っていた、というのも興味深いエピソードでした。

ドラマの前半は、日本人として初めて五輪に出場した金栗四三にスポットを当て、日本からストックホルムに行くのにどれだけ時間がかかるか、テーブルマナーも勉強したり、そもそも旅費を自分で捻出しなければならなかったというのも強烈なお話です。

それでもこの時は、まだ登場人物も少なく(資料も少なかったのかも)、ゆったりとしていましたが、後半の田畑正治が中心になると、かなり登場人物も多くなり、クライマックスに近いということを感じさせました。

終わるのが寂しいと感じたドラマでした。関係者の皆さん、1年間お疲れ様でした。最高に面白いドラマでした。来年の東京五輪を楽しむのに、如何にスタッフが頑張っているか、違う意味でも楽しめそうな知識を身につけさせてくれました。

ありがとう、いだてん😄