昨日、マラソンを走り終えたあと、妻からメッセージが入っており、「大槻監督が続投するらしいよ!」と教えてもらいました。
初めてスポーツ紙の報道で「大槻監督が続投らしい」と読んだときは驚きましたが、その実情が明らかになると、そういうことならしょうがないか、という気持ちになっております。詳しくは下の記事に書いてあります。
https://real-sports.jp/page/articles/330385638232687868
長く監督を見る必要がある
上の記事には、クラブとして監督を探したけど断られてしまったということが書いてあります。なぜ断られたのか。いくつか理由があるはずです。思いつくのだと以下の三つ。
- 浦和レッズは優勝を目指すチームだから、そのプレッシャーに耐えられない
- 成績が悪いと直ぐに解任されるため、じっくりとチーム作りができない
- 外野がうるさい
思いつくのだとそんなところです。たぶん給与条件などで断る人は、そんなにいないんじゃないのかなぁと思っています。
監督を変えても勝てないクラブ
浦和レッズは、クラブの体質として、監督がよく変わります。欧州のクラブでは良くあることかも知れませんが、それでも多いと思います。ミシャ以降、堀(翌年途中解任)→大槻(暫定)→オリヴェイラ(翌年途中解任)→大槻監督と来ています。
しかも監督を変えて、成績が良くなっていれば良いですが、リーグ戦は残留すれすれでした。堀監督の時もリーグ戦は勝てませんでした。
思えばミシャは、「直ぐに結果を出さなければいけない」ことと、「長期でのチーム作り」を両立させた稀有な監督でした。あと、ミシャは浦和レッズが好きでした。浦和愛を感じる人でした。なかなかそんな人は見つからない。
監督を引き受けてくれないクラブ
監督要請をしても断られるクラブって、やっぱり「結果が出ないと直ぐに解任されちゃうんじゃないか」→「あの監督は無能だ、というレッテルを貼られるリスクが高いクラブ」→そんな仕事引き受けられない、ということです。
これは、フロントがどうこうという人もいますが、数試合勝てないとバスを囲むサポーターがいればフロントも監督を変えて溜飲を下げるしかありません。監督要請を断られるクラブって、フロントだけじゃなくて、サポーターにも責任があるんじゃないかなーと思うわけです。
熱心なサポーター
ただ、僕は数試合勝てないとバスを囲む熱心なサポーターが好きですし、そういう文化は、なかなか他のチームにはありません。宗教じみたサポーターがいる浦和レッズは僕は大好きです。その分、みんなの思い入れが強くて、勝てないと直ぐに監督を変えろ、ということになるのかもしれないなぁと思います。
オランダの名門クラブにアヤックスがありますけど、このクラブなんか30年間で4回しか監督を途中解任していません。熱心なサポーターが多いクラブですけど、途中解任はあまりないんです。その間の最低順位が6位なので、うまく監督を選んでいるのかもしれません。
フロントとサポーターが一体になって、長い目で監督を見ることができる、そういうクラブを目指したいなぁというのが、今回の大槻監督続投の公式発表を見て思ったことです。