KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

カタール強かった。アジアカップ決勝は3−1で日本の敗戦。

カタール強かったです。後半こそ2点リードして、日本がすごい勢いで攻めてきたので腰が引けておりましたが、前半のパス回しの素晴らしさには驚きました。監督がスペイン人で、アンダー世代から育成をしているため、一体感のあるチームになっていました。


私の好きな播戸選手も、やはりカタール強かったと。

準決勝までのカタールを観ていないので、今までも5バックだったのか知りませんが、決勝は日本をリスペクトして5バックでした。そして、どん引きではなく、ボールを奪ったらキレイに中盤を経由して前線にボールを運んでいくのです。

パススピードが非常に速いので、日本の選手もボールホルダーに寄せきれません。これに一番驚きました。フットボリスタで西部謙治さんのコラムを読むのが好きですが、ポゼッションサッカーというのは戦術が大事なのではなく、選手の技術がベースになっているという話を読んだことがあります。

つまり、パススピードが早いというのは、ボールをきちんと蹴る、きちんとトラップするというのが、徹底して鍛え上げられていると言うことです。これは一朝一夕にはできない技術です。カタールはそれができていた。どんだけ時間をかけて育ててきたのか、壮大な育成ストーリーを感じました。

ただ、後半になると足が止まるんじゃないのか。そこを気にしておりました。しかしながら後半は、成り行き的に日本が攻めなければいけなかったので、カタールの運動量は自然と減少することになりました。

それでも結局最後までボールを追いかけて粘り強く守っていたカタールは、スタミナも鍛えられているようでした。試合を見ていて、そこが一番印象に残ったところです。もちろん日本も良く戦いました。カタールの3点目は、日本にとって不運でした。後半のワンチャンスが得点に結びついたわけですから、カタールには運も味方していたのでしょう。

これをバネに、しっかりと東京五輪2020、カタールW杯へつなげていってほしいです。あと、もうちょっと視聴率上がって欲しいですね(笑)。