私は浦和レッズの試合は、ホームはほぼ毎回、アウェイも川崎やFC東京などの近くはもちろん、多少遠くても行ける時は行ってます。
それで最近感じておりますのが、埼スタの観客数が増えないなぁということです。理由もよくわからないので、Twitterやブログでも触れていませんし、心の中で考える事案でした。
しかし、UGさんのTweetでへーっと思ったので、記しておきます。
素晴らしい記事。俺が浦議インタビューで言いきれなかった事項を、データー&参考記事まとめて完璧に補完しれくれてる。
— UG (@soccerugfilez) 2018年9月9日
Jリーグサポーターが育てた「トキ消費」により、アイドルとフェスがJリーグを追い抜いていった。|石井和裕|note(ノート) https://t.co/I3eOGtWTmA
上のTweet内で触れられている、石井和裕さんのnoteはこちらになります。
さらにUGさんがガッツリと最近の浦和レッズの観客動員数について述べているのが、浦議のページです。
個人的にはこの浦議のページが1番面白かったです。UGさんというのは、村上アシシさんの講演会で見たことがあります。なかなかゴツくて豪快なイメージありますね。喋ったことないんですけど(笑)。
33542人→31984人
石井さんのnoteに書いてある、浦和レッズの2017年の観客動員数と2018年の夏くらいまでの動員数です。私の体感的にも、埼スタでの試合は、アウェイのサポーターにかなり左右されているという印象がありました。川崎や8月15日にあった磐田戦なんかは、アウェイサポーター席が「満員御礼」な訳ですよ。
浦和サポーターは、ほとんど来る人が固定されちゃってて、全然増えてないなぁと思っていました。
アイドルとフェスに取られている?
UGさんの分析だと、2000年代にJリーグを見にきていた人は、今はアイドルや音楽フェスに流れているんじゃないかということです。
確かに、AKB48が紅白などに出てきたのは、確か2009年ごろかなと思います。モー娘。はちょっと別ラインとさせて頂きまして。
それから音楽フェスは、私は行ったことがないのですが、Instagram見ていると、ちらほら写真を見ました。どうやら盛り上がっているようです。
この分析が全体で正しいかどうかわかりません。埼スタに来ていた人たちが、どこに行ってるかなんて、全体でなかなか追いかけられないものです。でもUGさんの分析も一理あります。
「Japanese Only」以降
面白かったのが、なぜ浦和レッズの観客が減るのかという質問に対して、UGさんが理由の一つに「Japanese Only」があるのではないかと述べていたところです。
浦和レッズサポなら誰でも知っている、あの「Japanese Only」の件です。もう4年前になりますけども、コアなサポーターが集まる北ゴール裏のゲートに「Japanese Only」と掲げられていて、人種差別に当たるとして無観客試合になりました。
それ以降も、ゲートフラッグが禁止となり、応援席から彩りがなくなってしまったのは事実です。ゲートフラッグというのは一度作ると、またスタジアムに行こうというモチベーションになり、それを禁止されると、残念な気持ちになります。
UGさん曰く、今の浦和レッズはスポンサーとJリーグに気をつかうばかりで自縛自縄な対応をしてしまったと。「強ければ観客数も増えるだろう」というのは、ここ数年のミシャサッカーが十分強かったですから、それも通用しなくなっています。むしろACLで優勝した翌年に動員数が下がっているのはどういうことか、という話です。
浦和レッズのアンケート
実は、浦和レッズも動員数の減少は気にしているようで、8月18日にREX会員向けにアンケート依頼のメールが来ました。
このアンケート、昔からのコアなサポーターには衝撃的なことが書かれてあり、Twitter界隈で話題になっていました。なんせ、スタジアムにアイドルを呼んだ方がいいですか?とか、イベントやった方がいいですか?とか書いてるわけです。
おぉ、浦和レッズも結構真剣なんだなーと思いました。なんせさいたまダービーで乃木坂46を呼んだことがありますが、ブーイングの嵐でした。聖なるピッチをアイドルが汚すなということです。
そんなサッカー志向の強い浦和レッズも、曲がり角に来ているわけです。
どうすれば?
シーズンチケットを更新しない人もいるようなので、まずそこのインセンティブを増やさないといけないです。価格自体を下げることも含めて、もう少しサポーターに目を向けた方針を示してほしいです。
今だと、クラブは「宇宙の果てまで浦和レッズについて行くぞ」というサポーターにおんぶに抱っこで頼りきっていますので、そこに還元する気持ちを示しつつ、新規のサポーターはインスタ映えするイベントを催したり、都内からのバス、帰宅するときのスムーズな対応が必要でしょう。
あと、いろんなスタジアムに行っていますが、埼スタのオーロラビジョンは非常にクオリティ高いです。しかも贅沢なことに北と南に一つずつ。
これを使って、怪しい判定はリピートするとか、審判の名前を常時出しておくとか、見せ方の工夫はいくらでもできます。
UGさんの書いている通り、若者には無料のチケットを用意して、どんどん来てもらった方がいいです。そこからSNSの拡散で、浦和レッズの露出を増やした方が良いでしょう。
まとめ
毎回埼スタに行っている身としては、やはり満員御礼のスタジアムは、とても嬉しいです。クラブには早めに対応してもらって、だんだん新しいアイデアを試していってほしいですね。
新しい方針は、受け入れられない人もいてブーイング浴びる時もあると思います。それでもトライ&エラーを繰り返しながら、毎回5万人を超えるような埼スタにしてほしいです。
クラブにお願いばかりでも悪いので、私も出来るだけ協力します。ぜひ足並み揃えてやっていきましょうね。