KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【ル杯2021】柴戸が素晴らしすぎた柏戦。 #urawareds

柏戦、色々感想あると思いますが、私はスタジアムで観戦しながら柴戸海の、あまりのパフォーマンスの良さに舌を巻いておりました。勝っていれば7点つけたい、MOMと言っていいほどのキレ具合でした。


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試合前の埼スタ


柴戸の何がよかったって、

  1. ミスしない
  2. セカンドボール拾いまくり
  3. 味方が困っている時に必ずそばにいるのは柴戸海
  4. 近くも遠くもよく見えていて、ボールを持ってから迷うことなくパスを散らしていた


特に、今の浦和はリスクを取らずにすぐにバックパスをする傾向にあります。今日の柴戸はそんな浦和のメンバーの中で唯一と言って良いくらい後ろにパスを出さずにサイドチェンジや相手プレーヤーの裏をかくようなパスを出していました。伊藤敦樹が途中交代し、柴戸がフル出場したのもその証左ではないかと思います。


左SBの明本が面白かった

スタメンを見て山中がいないことに気付きました。宇賀神はベンチ。はて?誰が左SBをやるのだろう、と試合前に思っていました。



試合が始まってみると、なんとまあ明本が左SB。栃木SCではそういうポジションをしていたことはあるのでしょうか・・?ともかく見守っていましたが、非常によかったです。前への推進力と広い範囲にわたる守備が目を引きました。特に山中と違うのはドリブルで運べるところでしょうか。すごく左サイドが力強かったです。


大伍は試運転か?

こういう言い方失礼かと思うのですが、西大伍は浦和に移籍して初めての公式戦。割りとゆったりと、試運転をしているかのような動きでした。ミスはなく、落ち着いて役割をこなしているように見えました。おそらく徐々にパフォーマンスを上げてくれると思います。

試合後の挨拶の時に、一人だけとても堂々と手を上げてみんなに手を振っていたのが印象に残りました。やはり見ていて面白い選手です。


負けた時の公式Twitter

浦和レッズが負けた時の、公式Twitterにぶら下がるリプライを見るのが好きです。不満がたくさん書き込まれていて(おそらくネガティブな方に声が偏っていると思うのですが)、なんていうんでしょうか、「商品に対する感想をお聞かせ下さい」というアンケートにたくさんフィードバックが付いているイメージです。



そのリプライを見ていると、「ボールは持てるけど点が入らない」という声が多いように思います。攻撃を構築するのは時間がかかりそうですね(汗)。でも振り返ると、川崎フロンターレやF・マリノスもやはり初めのうちは「ボールは持てるけど勝てない、攻めきれない」というようなサポーターの声をよく見ていました。


私が見ている感じでは、毎試合改善がありますし、今日なんて後半は見事にチームの狙いがわかりやすく出ていました。というのは、ボールを奪ったらだいたい汰木にロングボールを出すことによってチャンスが生まれていたように思います。なぜ汰木へのロングボールがこんなにもつながるのか、今のところ理解は出来ていないのですが、森保・日本代表でも妙に原口がぽかーんと開いていて、よくサイドチェンジのパスが原口に入ることがありました。あれと同じような原理かなぁと、ぼんやり思っています。


まあ、いろいろ書きましたけど、柴戸が今日みたいなパフォーマンスを毎試合見せてくれるのであれば、中盤は結構安定した強さを見せてくれるようになるのではないかと思った柏戦でした。