KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

サウジアラビアより灼熱だった甲府に行き、暑いとボヤいていたら、お寒い試合になりました(落語じゃないんだから…) #urawareds

人生初の山梨中銀スタジアムに行って来ました。15連戦を終え、休みを取ってしっかりとトレーニングをして、満を持してのルヴァン杯だと思い、楽しみに参戦しました。

 

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楽しみに参戦しましたが、結果は残念なものでした。結果も残念なのですが、内容も残念なものでした。

 

今日の甲府は非常に暑いというか、陽射しがきつく、サウジアラビアに一緒に行ったサポーターと、「サウジアラビアより暑いね」なんて言っておりました。まぁ、サウジアラビアは夜の試合、甲府は15時キックオフの試合。なんせ暑い日でした。

 

 そんな暑い日なのに、肝心の試合が非常にお寒い内容でございました(T_T)。どっちがJ1のチームなのか見間違えるほど甲府が素晴らしかったです。

 

浦和は、攻撃に改善が見られない

スタッツを見ると、シュート数が甲府10に対して、浦和は5。ポゼッションは明らかに浦和が上回っているものの、相手の最終ラインを崩せず、慌てさせるような場面は皆無でした。

 

もう一度言います。皆無でした。

 

中央への楔のパスは、ほとんど入らず、興梠や李に入っても前を向くことが出来ず、後ろに返すだけ。一旦最終ラインへ戻し、ステーションパスでまったりと逆サイドへ渡し、それも難しいので、また元のサイドに戻す。

 

見てて、なんの驚きも面白みも感じない攻撃でした(涙)。

 

そして、比較的長いトレーニング期間もあったので、4バックの守備や如何と思ったのですが、がっくりの2失点。全然いいところがありませんでした。

 

甲府の指揮官は、槙野を育てた上野監督

対する甲府は、ポゼッションは浦和に譲っておりましたが、攻撃時の流れが非常にスムーズで停滞感がありませんでした。特に19番の小塚が良かったですね。

 

甲府の守備は、最終ラインに注目して見ておりましたが、上げすぎず下げすぎない。以前の甲府でしたら、ドン引きからのカウンター狙いというパターンでしたが、今回の甲府はそこまでラインが低くない。

 

おそらく、マルティノスのカウンターに備えて、少し放り込ませるほどのスペースは作っておくのですが、いざ放り込むとキーパーが出てくるという程よい距離。ちょうどいい塩梅の最終ラインの高さを保っていました。

 

よく練られたフォーメーションだなと思って監督を調べてみると、レノファ山口を率いていた上野監督でした。レノファが破竹の勢いでJFLからJ2まで駆け上がって来た時の監督です。

 

ちなみに、この上野監督は、広島ジュニアユースで指揮をとったことがあり、槙野や森重を育てています。

 

浦和は今日の攻撃が改善されないと、2nd legも厳しい戦いになりそうです。さて、オリヴェイラ監督、どう出るでしょうか。