14年も前の本ですが、「成功と幸せのための4つのエネルギー管理術」という本を読みました。自己啓発本です。図書館で借りて読みました。

メンタル・タフネス 成功と幸せのための4つのエネルギー管理術
- 作者: ジム・レーヤー,トニー・シュワルツ
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: Kindle版
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仕事でストレスが溜まって、イライラを子供にぶつけたり、やる気を失ってしまったりすることは多かれ少なかれ、結構あるんじゃないかと思います。
本書では、精神、頭脳、情動、身体の4つに分けて、溜めたストレスをいかに放出するか、ということを書いています。
この本がいいなと思ったのは、作者がアメリカで実際にストレスや人間関係で困っている人に対してコンサルタントをしているため、具体的な事例をどのように改善していったかという話が多くなっていることです。
トップアスリートの回復方法から入る
本のはじめに、トップアスリートは、どのように自分を回復させているか、ということに触れています。テニスプレーヤーが、プレーの合間に見せるルーティンによって心拍数が驚くほど下がるという話が出てきます。
この手法をビジネスマンにも活かせないかというところがそもそもの始まりです。
儀式を大事にする
本書では、儀式というものが頻繁に出てきます。例えば、優秀な人があまり部下の話を聞かないといった事例があります。つまり、強くしたい部分を「共感能力」に設定します。
部下との人間関係を良くしたいわけです。
そこでの「儀式」は、「毎日午後2時に部下のオフィスを訪ねる」ということです。文章にすると簡単なことですが、まずこの人に欠けていることは「部下とのコミュニケーション」という部分を露わにしなければいけません。
そして、初めのうちは上手くいかないコミュニケーションも、1ヶ月くらいすると改善が見られると本書では書いてあります。
また、食事方法も詳しく書いてあります(ビジネスマンは食事も大事)。低GIの食事を摂ることで、血糖値の急激な上昇を避け、空腹感を満たすことができます。そのための儀式も書かれています。
個人的には、この儀式という呼び方は素敵だなと思いました。自己啓発としては、自分のことを振り返ることができる、良い本だと思います。