昨日、JリーグとNewsPicksがコラボしたシンポジウムが六本木ヒルズで開催されました。18時から始まり、当初予定していた21時を越える、21時20分くらいまでの3時間ちょっと。僕にとって宝石のような話が盛りだくさんでした。
会は前半と後半に分かれており、前半は村井チェアマン、V・ファーレン長崎の高田社長(元ジャパネットたかたの社長です)、そして堀江貴文さんの3名と司会の佐々木編集長。後半は、堀江さんがいなくなり、代わりに新日本プロレスオーナーの木谷高明さんと川崎フロンターレの前社長・武田信平さんが登壇されました。
DAZNの話から
まずは、おそらくここ数年で一番のインパクトだったであろう、DAZNのことから。ドコモの加入者を含めると、会員数が100万人を超えており、スカパーの時がおよそ20万人ほどだったのが大きく増えている。
今年から金曜開催の試合を行うことになった。DAZNは海外の中継ノウハウがあり、金曜開催のメリットについて色々と教えてもらった。例えば、土日は彼女や家族と一緒にいることが多くてスタジアムに行けない人は金曜開催の試合に行くことが欧州では多い。そういう人を金曜開催では集客することができる。(村井)
→確かに、サラリーマン友達では、土日のJリーグよりも水曜開催のルヴァンカップの方が奥さんの了承を得やすいという話を聞いたことがあります。
ジャパネットたかたで、設置まで含めた販売すればいい
高田社長もDAZNの配当金は嬉しい。会員数が100万人を超えたと言うことだが、さらに増やすにはどうすれば良いか。スマホで見られるのは便利だが、長崎のおじいちゃんおばちゃんはなかなかそういう操作はできない。
ジャパネットたかたで、スマートテレビの設置まで含めてすべて売ればいいのではないか。テレビのリモコンに「DAZNボタン」をつけて、すぐにチャンネル切替ができるようにすれば良い。どんどん売りましょう(会場笑い)。
高田社長からは、ルヴァンカップや天皇杯の違いについて、もっときちんと説明した方がいいのではないかという話も出ました。後から出てくる新日本プロレスの木谷さんも、「ストーリーの説明はとても大事。」と言っていました。新日本プロレスでも、試合の前にその試合の背景や、ここに至る前に道のりなどをきちんと説明する。
そういうところが好きになったファンは、試合が終わったあともまだ会場に居続ける。新日本プロレスのファンは試合が終わった後に、すぐに帰る人はあまりいない。
DAZNの新しいCMは、初心者にはほとんどわからない。(堀江)
これがDAZNの新しい動画。会場ではかっこいいという反応だったが、堀江さんは、「サッカー知らない人からすると、カズさん以外、誰も知らないんじゃないか?」というコメント。これでは、サッカー観ない層に訴求できないんじゃないか。
→なにげに野球選手も混じっていますが、確かにライト層にアピールするにはよくわからないCMだなと思います。
AFCチャンピオンズリーグのアピールが下手
村井さんが、「AFCチャンピオンズリーグの見せ方が下手だと感じている。」と言っていました。私もこの意見には激しく同意で、なぜ去年の浦和対アル・ヒラルがNHKでライブ放映されないのだろうと思っていました。
ミュンヘンの友人に聞いたところ、バイエルンがチャンピオンズリーグに出る時は、やはり国営放送のZDFがだいたい放送すると言っていました。Jリーグはおらがチームだけ観るという形で良いと思いますが、チャンピオンズリーグは美しく、国内の誰もが注目するような大会であるべきだと思っています。
村井さんはチェアマンに再任され、さらに2年間任務を遂行するわけですが、ぜひともチャンピオンズリーグの注目度を上げて欲しいです。
まだまだありますが、ひとまず今日はこの辺で区切っておきましょう。また違う日に続きを書きます。