少し前の本ですが、グアルディオラについての本を読んでいます。バイエルンで監督をやっていた頃のペップを、ほとんど密着で取材し、練習メニューや誰としゃべったかなどかなり踏み込んで書かれている本です。
- 作者: マルティパラルナウ,Mart´i Perarnau,羽中田昌,羽中田まゆみ
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2015/04/01
- メディア: 単行本
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グアルディオラは、現代における最高の監督だと思っていますが、メディア対応も穏やかですし、自分で戦術を語るということがあまりないように思われます。日本に住んでいるとなおさらわからないと思います。
それが、作者のパラルナウさんがペップとの関係を作り、「シーズン中は何も書いてはいけないが、シーズンが終わった後はキミの好きなように取材内容を書いていい。」と言われてできた本がこれです。
練習内容も詳細に書いてあり、ペップと言えばポゼッションサッカーですが、実は守備練習に割く時間がとても多いこと。シュートに持ち込むまでの15本のパスがカウンターを受けにくくするんだと言うこと。
パスをするためのパス、いわゆるティキタカをペップがとても嫌っていること。バルサでは中央から攻め込むスタイルだったのが、なぜバイエルンではサイドに起点を作るようになったのか、など。ペップのサッカー哲学が書かれてあります。
サッカーの見方も、この本を読んで影響を受けております。サッカー好きであれば、超お薦めの本ですよ。