KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

イエレン議長、2月3日付で退任

私が個人的に大好きだった、FRBの議長・ジャネット・イエレンさんが2月3日付で退任となります。2014年の2月から1期4年の在任期間でした。今までの議長は、だいたい2期以上は務めておりますので、短い期間での退任です。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は1期4年の任期を終えて3日に退任する。ニューヨーク州の下町で育った同氏は、雇用の押し上げに人一倍こだわった。平易な言葉遣いで市場と相対し、歴代議長が膨らませたカリスマ色を薄めたのも一つの足跡だ。

引用元:イエレン議長4年で退任 「脱・カリスマ」雇用優先 (写真=ロイター) :日本経済新聞


なぜ4年で退任するかというのは、イエレンさんを指名したのは前大統領のオバマさんで、トランプさんはそこの部分であまりイエレンさんに続投して欲しくなかったようです。トランプさん個人としては、けっこうイエレンさんを評価していたという話も聞いたことがあります。

私がイエレンさんを好きなのは、自分が経済に興味を持ち始めて、勉強し始めた時にイエレンさんが議長に就任し、ずっとその行動をニュースで目にしていたからです。私の印象としては、イエレンさんは市場との会話はとても上手で、利上げをするタイミングをきちんと市場に伝えた上で、サプライズを起こすこともなく、着実に米国の政策金利を上げてきたからです。

私の記憶するところでは、イエレンさんが原因で市場が荒れた、ということは皆無だったと思います。FOMC(米連邦公開市場委員会)でも優しい言葉で経済を語り、親しみやすいFRBの議長でした。

次の所属も決定していて、前FRB議長のバーナンキさんも所属しているシンクタンクで経済の研究を進めるようです。

米連邦準備理事会(FRB)議長を3日付で退任するジャネット・イエレン氏=写真はAP=の新たな所属先が、米有力シンクタンクのブルッキングス研究所(ワシントン)に決まった。同研究所が2日発表した。特別研究員として5日から研究活動に従事する。

引用元:イエレン氏、研究職に 米有力シンクタンク所属 :日本経済新聞


本人はもう4年やってみたかったようですが、大統領がトランプさんですから、仕方がないと言えば仕方がないですね。大役、お疲れ様でした。