KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【book】通訳日記は、最後に泣けました。

 ちょっと前ですが、ザックジャパンザッケローニ監督の翻訳を務めた矢野大輔さんの本、「通訳日記」を読み終わりました。沖縄旅行に行った帰りに飛行機の中で読み終わったのですが、ラストで泣いてしまい、CAさんや隣の人に「どうしちゃったんだろう?」と思われていたかもしれません(笑)。

通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)

通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)

 

 
南アフリカW杯が終わって、監督が選ばれるところから始まり、ブラジルW杯でコロンビアに敗退してザックジャパンが解散するとこまでが書かれています。飛行機の中で号泣したポイントは、ラストのコロンビアに負けてチームでミーティングしているシーンです。

日記だけあって、結構淡々と描かれています。中盤は少しだれちゃう部分もありましたが、2013年の東欧遠征のあたりからチーム状況、監督と選手の会話に興味深いところが見られて、面白くなりました。チームができ始めたはじめの方も面白いです。

ザッケローニ監督は、日本大好きですよね。そういうのもこの本から読み取れます。代表に選ばれなかった選手たちに監督がどのように接していたか、そのあたりも面白かったですね。

あと、ザッケローニ監督は最後の最後までメディアに対してチームの目標を語りませんでしたが、そのあたりもチームにはきちんと伝えています。また、戦術についてもきちんと書かれているので、そういう狙いがあったのかという、知識の面でも楽しめる本です。興味あれば読んでみてください。