Allez Urawa

1975年生まれ。浦和レッズのことを多めに書いています。その他のこともちょこちょこと。

なぜフィリピンからサウジアラビアに直行便が出ているのか。(私見)

マニラからリヤドに行くフィリピン航空の便には、HISのツアーサポ以外にも、個別に参戦する人たちが合流してきました。この便は、なんせ航空代金が安いです。



このPR654便、11時間もの飛行時間があるのに席には液晶ディスプレイがありません。大型ディスプレイもなしです。音楽を聴くヘッドホンもありません。フィリピン航空がエアバス社からできるだけ安く機材を購入したのでしょう。

11時間、何もしない隣の乗客

この「長時間のフライトなのに、ディスプレイがない飛行機」という事前情報を入手していたのか、多くの乗客が自分のスマホやタブレット端末に映画などをダウンロードしてフライト中に視聴していました。私もAmazonプライムビデオで、数本の映画をダウンロードしていました。


そんな中、なぜか私の隣の人は映画も観ない、本も読まない、ただひたすら寝るだけ、というシンプルな対応をしていました。私もあまり気にせず、寝たり映画を観たりして過ごしていました。

フィリピンから出稼ぎで出国した人だった

フライトの終盤、映画を観るのも中途半端な時間になってきました。機内サービスで、軽食とコーヒーが振る舞われ、そのタイミングで隣の人が「Nice coffee😄」とこちらに話しかけてきました。

「L.A.」の野球帽を被っていたので、ちょっとヤンキーみたいな人なのかなと思っていたのですが、顔を見ると凄くフレンドリーで話しかけやすそうな人でした。


フィリピン英語と日本人英語の、辿々しい会話のスタートです。



何のためにフィリピンからサウジアラビアに行くのかと聞くと、レストランのウェイターをするため、2年間契約で行くのだということでした。そんな人達が他に15人も一緒に乗っているんだと言っていました。

そうか、この人たち、出稼ぎでサウジアラビアに行くのかとその時に気づきました。思えば、飛行機が動き出す前、かなり彼のスマホがピコンピコン鳴っていました。もしかすると家族や知り合いから「頑張ってねー」というメッセージがたくさん入っていたのかも知れません。

東南アジアの人の年齢を推測するのは難しい(若く見える)のですが、30〜40歳くらいの男性でした。今回、初めて飛行機に乗ったということです。

日本で働きたい

今回はサウジアラビアのオファーがあったのでこっちを選んだが、日本のオファーがあればいずれは日本で働きたいと言っていました。この人はクリスチャンで、首から十字架のネックレスをしています。サウジアラビアでは宗教上、仕事中にそのアクセサリーは外さなければいけません。

日本は、そこまで宗教に厳しくないからそういうところが好きなんだと言っていました。あと、フィリピンに日本人がたくさんいて、みんな良い人ばかりで日本人は好きだと言っていました。いやー、日本人の好かれる話を聞くと嬉しいです。

フィリピンの宗教について聞くと、一番多いのはカトリックで、イスラム教や仏教も一定数いるそうです。日本のようにほぼ仏教ということはなく、結構バラエティに富んでいます。


浦和のことは知らなかった

私はサッカーの試合を観るためにリヤドに行くんだと言いましたが、「Urawa」という単語がよくわからないらしく、彼からするとなぜサッカーの試合を観るのにリヤドへ?という反応でした。

フィリピンで一番人気のあるスポーツはバスケで、フィリピン人でNBA選手はいないが、フィリピン人のハーフなら何人かNBAで活躍している、と教えてもらいました。2番目はサッカーで、パッキャオの影響でボクシングも人気だそうです。まあ、パッキャオは日本でも有名ですからね。あれは、別格だわ。


・・・
フィリピンからリヤドへ、なぜ直行便があるのかと不思議に思っていましたが、こういう人たちが沢山いるからなんだなと合点がいきました。おそらくマネジメント層の人の行き来も多いでしょうから、フィリピンとサウジアラビアはビジネスでの結びつきが大きいのでしょう。

ネットで調べると、日本のANAが保持している飛行機が304機なのに対し、フィリピン航空は68機。その少ない機材をサウジアラビアに飛ばす、というのは意味が大きいです。今回の旅で、新しい発見があった場面でした。ちなみに、この隣人とは別れ際に一緒に写真を撮り、名前も教えてもらいました。


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