KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

壮絶なるジャイアントキリングの小説「空飛ぶタイヤ」

いやぁ、超面白い小説でした。今まで読んだ池井戸作品で一番面白かったです。終盤は、話が気になって電車の中だけでなく、帰宅してからも読んだくらいでした。

空飛ぶタイヤ 上下合本版

空飛ぶタイヤ 上下合本版

 

 
10年ほど前に出版された本で、今なら上下合本をキンドルで購入できます。
 
小説の内容は、トレーラーの脱輪によって死傷事故を起こしてしまった赤松運送が、散々世間に叩かれながら、なんとかギリギリしのいで、トレーラーのメーカー、ホープ自動車のリコール隠しを暴いていくというものです。
 
あまりに感動するので、電車の中で読むときは泣かないように注意して下さい。
 
あと、池井戸潤の先見性に度肝を抜かれます。これがなぜ10年前に出版できたのか、衝撃を受けます。ネタバレになるので言いませんけどね。是非読んでみてください。最高に面白い小説です。