Kindleで、「決算書がスラスラわかる財務3表」を読んでみました。こういう決算書の読み方という本は初めて読んだので、他と比較はできないですが、読みやすくて良い本でした。
財務3表というのは、バランスシート(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CS)の3つのことです。株をやっているのに、決算書が読めないようじゃ良くないなと思ったのと、単純に企業会計ってどうなっているんだろうと、興味があって読み始めました。
筆者は東北大学の工学部を卒業し神戸製鋼所へ入社。その後、米国の大学でMBAを取得しています。今は、日経ビジネススクールの講師などをやっているようですね。
本の始めに、会計の勉強していたが、本当に会計の素晴らしさに感動したのは、BS、PL、CSがきちんと連動していることに気づいたときだと書かれていて、へー、普通は連動しているのに気づかない人も多いのかと思いました。
中盤から、実際に自分で会社を作ってみて、文房具などの事務用品はどの部分に書き込むかという細かいシミュレーションが登場します。ここは文章だけを追っていくとさっぱりわからないので、実際に自分でノートに書いてみて確認しました。たぶんそういう風に自分で考えながら作るように書いてあるのでしょうね。
僕はそもそもBS、PL、CSがなんぞやというのもよくわからない状態なので、そこから説明してもらえてありがたかったです。この本を読んだ後、興味のある会社の決算書を読んでみましたが、いきなりスラスラは難しいにしても、自分の中で理解度が上がったなと感じる部分はありました。
時間をおいてまた読んでみようと思います。