結局、夏休みで読み切った本はこの1冊だけでした。岡山の実家で読んでいたら、母親が「なんて本を読んでるの?!」という親らしい反応をしてくれました(笑)。
非常にゆるい本でした。タイトルから察する通り、「仕事に生きがいを求めて良いのか?もっと楽しいことがあるんじゃないのか?」という内容でした。サラリーマンやってて、この本のレビューをするってすごく危険です(笑)。
こういう価値観もありますよ、という本ですね。日本人は真面目で、有休も取らないし、同じ給料でいかに良い仕事をするかを常に考えている人が多いと思います。私の会社でもそういう人がたくさんいます。日本はまだまだ大丈夫なんじゃないかと密かに思っています。
ただ、盲目的に仕事を頑張るのではなくて、自分はなぜこの仕事をやっているのか、何のために働いているのか、そういうことを立ち止まって考えることは大事なことなんじゃないかと思います。せっかく1回しかない人生ですからね。
本屋さんを眺めると、いかに仕事の効率を上げるか、モチベーションを上げるかというビジネス本がわんさかあります。この本は、そういう上昇志向ばかりの考えに大きな一石を投じる力があるんじゃないかなと思いました。読み応えのある、良い本だと思います。