KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

長澤和輝が名古屋へ移籍か? #urawareds

スポニチで、長澤和輝が名古屋へ移籍か?という報道がありました。


名古屋が、浦和の元日本代表MF長沢和輝(29)を獲得することが25日までに確実となった。複数の関係者によれば、既に条件面などで合意し、近日中にも正式発表される。

引用元:名古屋 浦和MF長沢を獲得へ 9年ぶりにACL参戦へ貴重な戦力― スポニチ Sponichi Annex サッカー


僕は長澤和輝が好きでした。ただ、このタイミングで名古屋へ移籍するとなると、長澤が活躍した期間というのは、少々不遇な時代だったなぁと感じます(不遇と感じるかどうかは本人次第ですけども)。


ミシャの時は長澤はほとんど出場機会がありませんでした。天皇杯でちょこっと出る程度でした。堀監督に変わり、長澤の出場時間はグッと増えるようになりました。2017年のACLではその活躍をハリルホジッチ監督に認められ、日本代表にも選ばれました。僕はこの時の長澤の動きが面白くて本当に楽しめました。当たり負けしなくて、そして少し奇妙というか、軽いコンタクトで簡単に倒れてしまう場面もあり、「これは演技か?」と何回か思いました。それも含めて全て面白かったです。


プレイの一つ一つが、なにか計算されているような、そんな印象のある選手でした。なかなかそういう感想を抱ける選手は、Jリーグにはいないような気がします。


私が、長澤のことを少し不遇だなと感じるのは、以下のような理由です。ミシャ(すなわち一種の輝かしい時代)の時にはほとんど試合に出られず、ミシャ後の短い期間に幾度も監督が変わるような、言ってしまえば低迷期をレギュラーとして過ごし、おそらく来シーズンから始まるであろう、リカルド監督の下で浦和の復権を目指す時には浦和にいなくなってしまう、というのが不遇と感じるわけです。


謂わば、浦和の低迷期を支えてくれた選手、と言えます。好きな選手だっただけに、リカルド監督の下で一層輝いて欲しいと思っていました。しかしながら、いくつかのスポーツ紙を読むと、どうやら名古屋行きは確定のようです。


興梠、武藤、槙野、宇賀神がどうやら残留するようで、もしかすると阿部ちゃんも残留なのかもしれません。そうすると青木、長澤辺りで若返りを図らなくてはいけないのかもしれません。好きな選手が移籍してしまうのは残念ですが、名古屋は来シーズンACLがあります。そして監督がフィッカデンティであり、プレー強度の高い長澤はフィットしそうなチームカラーです。


専修大学で一緒だった仲川はJリーグMVPを取りました。僕は長澤もベストイレブンに入れるくらいのポテンシャルはあると思っています。サッカーファン以外の人間も長澤の名前を知っている、そんな選手になれると思っているので、違うチームに行っても陰ながら見守っていこうと思っています。長澤選手、素敵なプレーをありがとうございました。