日本時間で21:20キックオフ(現地ベルギーだと13時20分)の日本代表対マリ代表の親善試合をテレビ観戦しました。一言でいうと、「ハリルホジッチ監督はW杯本番になるまでよくわからない。」ということです。
国際親善試合(23日、日本1-1マリ、リエージュ)FIFAランク55位の日本は、同67位のマリと1-1で引き分けた。日本は前半44分にマリにPKを決められ、リードを許す苦しい展開に。ハリルホジッチ監督は早い時間帯から積極的に交代のカードを切り、後半25分には約6カ月ぶりの代表復帰となる本田を投入。その後もなかなか決定機を作れなかったが、後半アディショナルタイムに中島が同点ゴールを決めた。
引用元:【試合結果】サッカー日本代表、中島が後半ATに同点弾 劇的代表初ゴールでマリと1-1 - サッカー - SANSPO.COM(サンスポ)
浦和サポとしては、槙野と宇賀神の二人も先発しているのが嬉しく、特に宇賀神はこの日が30歳の誕生日で初キャップでした。しかしながら、アフリカ人特有の動きに不慣れなのか、相手選手の足にタックルをしてしまい、イエロー一枚とさらにPKを与えてしまうというほろ苦いデビュー戦となりました。
交代は仕方ないけど、メンタルだけ心配です。
— Tetsuro Kutsuwada (@tetsu11k) March 23, 2018
浦和レッズのライターである轡田さんも、宇賀神が前半で交代してしまったことを心配していました。
日本の、試合の入りは、相手の最終ラインまでプレスをかけるかなり強度のある守備からでした。この守備の方法は、一気に相手のボールを絡め取るとカウンターがかけやすく点を取りやすい反面、プレスをかいくぐられると失点する可能性も高いです。
W杯本番だと、どん引きの守備からカウンターを狙っても構わないと思うのですが、マリ戦の始めにこのような守備をするということは、W杯本番でも確実にやっていきそうです。後半の入りもこのようなプレスをしていましたね。
外せない鉄板の選手
確実にW杯本番でも使われるであろう選手は、昨日の試合を見た感じでは、大迫、長谷部、長友でしょうか。なにげに途中から入った山口蛍も落ち着いていて中盤の選手らしく色んなところに顔を出していて良かったと思います。
大島は、前半早々に退いてしまいましたが、ネットで感想を見ていると評判がよかったですね。僕はその良さに気づく前に交代してしまった印象でした・・。
結局、本番にならないとわからないハリルホジッチ監督
マリ代表はアフリカの国っぽく、日本人にはない動きで捉えづらかったですが、それでもめちゃくちゃ強いという印象でもなかったです。この相手に1−1のドロー、しかも最後の最後で追いつくという展開で、本番ではセネガル相手にどうなるんだろうと心配になります。
ハリルホジッチ監督も試合後は、ベンチに座り込んでいて「だめだこりゃ。」という顔をしていました(苦笑)。ただ、前のザッケローニ監督の時は、この時期の試合は何か「手詰まり感」を感じていたのに対し、ハリルホジッチ監督はのらりくらりと言う印象を受けます。あくまで勝負は本番なのだと。
あのベンチに座り込んじゃっている姿のどこまで演技なのかわかりませんが、日本人でこれだけハリルホジッチ監督の試合を見ていても特徴をつかみづらいチームが、おそらくコロンビアやセネガル、ポーランドの分析チームが10試合観てもやっぱりよくわからないんじゃないでしょうか(笑)。まあ、一般人と分析担当は全然違いますけども。
つまり、相手も対策を立てにくいところがあるのではないかと言うことです。そこに勝機があるような気がしております。ザッケローニ監督の時は、レギュラーメンバーも固定していて、香川と長友の左サイドで崩すという戦術が一貫していましたので、相手チームも対策を立てやすかったはずです。
やはりW杯本番まで目が離せないと言うのが、昨日のマリ戦を見ての感想です。