KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

Amazon GOってどうなの?

先月の1月22日に、Amazonの無人コンビニについてのニュースが流れました。僕はこのニュースを見て結構なインパクト覚えました。レジに並ぶ必要のないコンビニ。スーパーにも応用できそうですし、万引きが少なくなりそうと思ったわけです。

orange-operation.jp
どこかの記事でYouTuberが、Amazon GOで万引きに成功したという文章を見ましたが、まあそれでも万引きしにくくなったのは確かです。本屋さんも万引き対策に労力を割いてますし、ここにも応用できそうです。

そしてレジがないことで非常にスムーズにお買い物ができます。お店に入る時にスマホのアプリをかざすだけで良いのです。店員は、品物を補充したり、買い物の仕方がわからない人に教えたりして、完全に無人ではありません。

2016年の時点で、米国には350万人以上のレジ係がいた。もし、このアマゾン・ゴーの背後にある技術が今後広がることになれば、その仕事は危険にさらされるかもしれない。いまのところアマゾンは、単に従業員の役割が変わるだけだと言う。これは、同社の倉庫の自動化が従業員に及ぼす影響について説明した時と同様の表現だ。

引用元:ほぼ無人スーパー「アマゾン・ゴー」の全貌 | The New York Times | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準


これ、他の人はどう思っているのだろうと思っていたら、伊藤洋一さんがラジオでコメントしていました。僕は伊藤さんが好きで毎週ラジオを聞いているのですが、この人はAmazon GOには少し懐疑的、普及には時間がかかるだろうという反応でした。理由は、無人というのは深夜に女性が入りにくくて、何でも無人にすれば良いというものでもないと言うことでした。

うーんそうか、確かにそれも一理あるなぁと思って少し残念だったわけです。個人的には無人コンビニの可能性はすごいと感じたので、テンションの違いにがっくりだったわけです(苦笑)。しかし、今読んでいる落合陽一さんの「日本再興戦略」にAmazon GOについてコメントがありました。

“コンビニでもレジが少なくなるはずです。アマゾンのAmazon Goのような無人コンビニが広がって、人がいなくても買い物ができるようになることでしょう。堀江貴文さんが「今から、Amazon Goのシステムを使った自動コンビニのチェーンを日本で展開したらセブンイレブンに勝てるのではないか」と言っていましたが、そのとおりだと思います。
もしくは、自動化はセブンイレブンにとってもメリットが大きいので、セブン自身が率先して自動化を進めるかもしれません。” 抜粋:: 落合陽一 “日本再興戦略”。 iBooks


はあ、よかった。私と同じ考えの人がここにいたと思いました。嬉しかったです。このAmazon GOのシステムは、コンビニだけではなく本屋でも使えますし、他の小売り業種でも使えると思います。

思いますけど、セブンイレブンを始めとするコンビニ各社はこのAmazon GOのニュースを見てすぐに店舗のあるシアトルに行ったのではないかと思います。そして実際に店舗に入ってみて、無人コンビニと言うものがどういうものか体験したはずです。そして緊急会議にかけるほどのインパクトがあると思います。

今のところAmazonがこの無人コンビニを増やす予定なのか、他の業種にこのシステムを売り込むつもりなのか明らかになっていません。しかし、確実にこの技術は活かされると思います。日本のコンビニ各社の底力を見てみたいものです。