あらま、と思ったニュース。スポナビライブが今年の5月31日をもってサービスを終了し、大半のサービスをDAZNへ移管するそうです。競合がいなくなってDAZNだけになると、サービス向上の面で大丈夫かなと思いますけど、見守っていきます。
この度、ソフトバンク株式会社は「スポナビライブ」で提供するコンテンツ(一部除く)を、「DAZN」で提供することについて合意しました。 合意に伴い、「スポナビライブ」は2018年2月13日をもって全ての新規申し込み受け付けを終了し、2018年5月31日をもってサービス終了いたします。 今後は「DAZN」にて視聴いただけるよう「スポナビライブ」をご利用のお客さまには「DAZN」特別割引プランをご用意いたします。引き続きスポーツのライブ観戦をお楽しみください。
引用元:「スポナビライブ」サービス提供終了及び「DAZN」特別割引プランのご案内
スポナビライブと言えば、イングランドプレミアリーグとスペインのリーガが全試合観られますよ、というのがDAZNとの大きな違いだったと思うんですよね(サッカーに関しては)。僕も始めは、やっぱり全試合って良いなと思ったのでDAZNとスポナビ、どちらも契約していたのです。スポナビは、Yahoo!のプレミアム会員であれば、月額980円だったんですよね、安い。
ただ、そのあとにDAZNがプレミアもリーガも毎節数試合はライブ配信しますよと発表したところで、「何だよ、DAZNでほとんど行けそうじゃないか。」と思ったわけです。Jリーグは完全にDAZNの独壇場でしたし。それで、スポナビライブはほとんど見なくなって解約したわけです。そういう人、まあまあいるんじゃないでしょうか。
DAZNもまだ収益としては黒字になっていないと思います。しかし、会員数は確実に増えているわけですよ。
「DAZN(ダ・ゾーン)」。この名前を聞いたことがない人は、もはやほとんどいないだろう。サッカーJリーグと「2017年シーズンから10年間で総額2100億円」という巨額の放映権契約を締結し、世間をあっと驚かせた英Perform Group(パフォームグループ)が展開するスポーツ専門のストリーミング配信サービスである。国内の会員数はサービス開始1年で100万人を突破している。
引用元:1年で会員100万人突破 DAZN幹部が語る急成長の秘密:スポーツとイノベーション - スポーツイノベイターズオンライン
去年の12月の段階で、国内の会員数が100万人を突破しております。また、ポドルスキがJリーグで試合に出ると、ドイツでの視聴が大きく増えたという話も聞いたことがあります。
例えば、DAZNはドイツでJリーグの試合を中継していますが、2017年7月に元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキー選手がヴィッセル神戸に加入して以来、ドイツで視聴者数が増えています(1節当たりの平均アクティブユーザー数が約8倍に増加)。
引用元:DAZN、Jリーグと10年間の長期契約の理由:スポーツとイノベーション - スポーツイノベイターズオンライン
DAZNがサービスを開始した時に、「パフォームグループ」というのは欧州でブックメーカーなどにもデータを提供しており、そちらでも結構な収益を上げていて、財務基盤はかなりしっかりしているのではないかと言われていました。
あと、パフォームグループが日本に注目するのは、ここ数年以内に、日本で大きなスポーツイベントが続くから、というのもあるようです。
我々は日本市場に大きな期待をかけています。2019年にはラグビーW杯、2020年には東京オリンピックが開催されます。これから先の約3年は素晴らしい年になると思います。
引用元:DAZN、Jリーグと10年間の長期契約の理由(page 2):スポーツとイノベーション - スポーツイノベイターズオンライン
日本は、昭和から続く地上波数チャンネルのテレビ放映が一般化していますが、海外ではNetflixやAmazonなどが動画配信に力を入れています。DAZNの思惑通り、日本でも数年以内にこういうOTTサービスが普及して、サッカーファンも増えると良いなぁと思っています。
スポナビライブの終了は残念ですが、DAZNは今年から欧州のCLも放映します。ブンデスリーガはスカパーに持っていかれたようですが、他のリーグはカバーするようです。確か、DAZNが目指す会員数は350万人だったと思います。放映権料も高いと思いますが、DAZNさん応援しております!今年のJリーグもよろしくお願いします。