多読と言うほど読んではいないのですが、定期的に読書はしております。読んだ本は、アプリで管理しております。私が使っているのは、ビブリアという読書管理アプリです。日経新聞で紹介されていたので使い始めました。
まだ12月はあと2週間ほどありますが、今年の読書記録を振り返ってみました。合計15冊読んでいます。いや、正確に言うと14冊と3分の2くらいでしょうか。1冊、読んでいる途中で図書館に返さなければいけなくなり、読了する前に返却した本があります。
さて、今年を振り返ると、良い本たくさん読んだなぁという感想です。ランキング付けしようと思ったのですが、15冊を振り返ると甲乙つけがたい面白さがありましたので、紹介に留めておきます。
まず、村上春樹の騎士団長殺し。
村上主義者としては、まあ、ノルマ的に読むと言いますか(笑)。やはり面白いわけです。ストーリーも気なりますが、やはり村上春樹の真骨頂は文体です。読んでいる文章自体が面白い。深みを感じます。少ない登場人物の中、1枚の絵を巡って話は進んでいきます。そろそろ文庫本が出るかもしれないですね。
中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌 (NHK出版新書)
- 作者: 高橋和夫
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: Kindle版
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この中東の本も面白かったです。今年は浦和レッズのおかげで、サウジアラビアとUAEに行くことができました。日本のメディアは中東というと紛争のことばかり取り上げますが、実際に行ってみると人は優しく、文化は発展していました。
この本も、中東のことについて詳しく書いてあり、リアリティを感じる内容になっています。
サピエンス全史です。騎士団長殺しも読むのに時間かかりましたが、この本もすごいボリュームでした。僕はKindleで読んだので、上下間という意識はあまりありませんでしたが、上巻はサピエンスの歴史について、下巻はそのサピエンスがこの500年ほどで急激な進化を遂げた理由が主に書かれています。
前半は比較的のんびりとサピエンスについて語り、後半になってくるとそのめまぐるしい変化を書いています。すごい面白かったですね。のんびりした前半があってこその後半だと思います。
ドラマの陸王も見ています。私自身、初の池井戸潤小説でした。前半はかったるいなぁと思いながら読んでいましたが、後半の怒濤の展開に目が離せなくなりました。銀行ものの小説として良くできています。
村上世彰さんの自著です。僕は株が好きですので、この本はすごく刺激的でした。村上さんと言えば、2006年の逮捕劇が思い出されますが、実際にその人物については私はあまり知りませんでした。この本はさすが本人が書いているだけあって、非常に丁寧に村上さんが行ってきた投資について書かれています。
えー、実はこれが途中で図書館に返してしまった本です(笑)。でも3分2ほど読んでおりまして、かなり面白かったです。サッカーのデータを一つ一つ検証するという本で、統計もかなり深く切り込んで分析しています。僕はこの本を読んで、やはりサッカーはポゼッションを求めた方がいいなぁと感じました。
でもその一方で、プレミアで言うとストークのようなチームや、Jリーグで言うと甲府のようなチームも面白いわけです。サッカー好きなら非常にオススメできる本です。
以上が、今年読んだ中でも印象に残っている本です。年間15冊ですので、まあ月に1冊か2冊くらいのペースですね。悪くないです。2018年も何かしら面白い本を読んでいこうと思います。