なんとか勝ちました。試合の後半、阿部ちゃんがゴールを入れるまではかなりの緊張感をもって試合を見てましたよ。家で、DAZNで観戦しておりました。負けたら、監督が辞めて、先の見えないシーズンを送らなければいけないと思っていたので、ホッとしました。阿部ちゃんのゴールは以下から。
心震えます。ラファのゴールはこちらから。
ゴールへの執念が半端ない。
内容的にはそれほど悪くないというか、新潟の守備もそれほどよくないので、なぜ前半のうちに浦和としては1点でも入れられなかったのだろうかと言うところが大きいです。技術的に、ではなくて、何か運がないような外し方が多いと思いました。入らないときは、入らない。神様にそう言われているかのような展開でした。
しかし、内容自体はそれほど悪くありません。DAZNで解説をしていた秋田豊さんも「おそらく浦和のハーフタイムの指示は、”継続していこう”」じゃないでしょうか?と言っていたので、やはり秋田さんから見ても浦和はそれほど悪くないと見えたのでしょう。
ところで、試合後、コアなサポーターが集まる北ゴール裏は、勝利の歌「We are Diamonds」をあえて歌いませんでした。それに対してその他のサポーターが自ら歌い出し、歌い終わった後は北ゴール裏に向けてブーイングという、サポーター同士の分裂のような現象が起きていたそうです(Twitter情報)。
ゴール裏の中心部が「今日はやめよう」って言ってたけれども、スタンド中から大ブーイングが巻き起こって、南やバックからWe are Diamondsが始まって、完走という流れ。
— paixao@CL2017遠征貯金中! (@urawa_paixao) July 9, 2017
確かにすっきり勝った!この調子なら次も勝てる!という雰囲気ではありませんでしたので、北ゴール裏の気持ちもわかります。それに対して、歌いたいから歌うという他のスタンドの人たちもやはりサポーターです。まあ、チーム状態をサポーターがよく表していると思いました。
で、とてもよかったのが、ミシャ監督の試合後コメントです。これはもう全文引用したいくらいの素晴らしい話です。ぜひリンクから飛んで読んでほしいです。
もうひとつ、私が言いたいのは、私が試合に負けた後に、ファン・サポーターのところに行って、サポーターの批判を受けるような状況の中で、浦和レッズの記事を書く、多くのメディアの方々が、笑っていたような状況を私は見逃してはいません。
ミシャ監督 新潟戦試合後会見|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
まず、前節の川崎戦後の話が出てきました。サポーターと監督の対話が、メディアにたくさん書かれましたけども、それについてコメントしています。
私自身は、勝った後にサポーターの前に行って、『勝ったぞ』という喜びを表現する監督ではありません。ただ、負けて選手たちが批判される状況に陥れば、私自身がサポーターの前に行って話をしなければいけない、そういうときもあります。私はそういう人間です。
ミシャ監督 新潟戦試合後会見|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
確かにこの5年半を振り返ると、ミシャ監督は勝ったぞーとアピールはしない監督です。機嫌よくはしていますけどね。
クラブはこの5年半の間に、レッズランドに2つの人工芝を貼り替えました。あと1ヵ月ちょっとで、大原サッカー場には新しいクラブハウスの増築が完成します。選手たちはそこで食事や仮眠ができる、そういう環境が整う建物を、クラブはつくることができました。アーセン・ベンゲル監督は、21年、アーセナルで戦っています。私は少なくとも、この浦和レッズで10年は戦いたい、そういう強い気持ちを持っています。
ミシャ監督 新潟戦試合後会見|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
ミシャ監督がいる5年半のうちに、ずいぶん浦和レッズの環境がよくなってきたといっています。クラブハウスの増築なんてしていたんですね。知らなかった。近いうちに見に行ってみたい。
私の浦和レッズへの愛は非常に深く、大きいです。少なくとも、今の年俸より5倍もあるようなオファーがあっても、私はここを選択しました。今年の1月22日に、私の母が亡くなりました。その2日前に、私は母と電話をすることがありました。本来であれば、すぐにでも飛んで母の元に駆けつけたい思いがありましたが、母が私に言ったのは、『あなたは今、トレーニングキャンプ中です。いかにあなたが自分の仕事を愛していて、そしてクラブを愛しているのかは、私自身が分かっています。だから来なくていい』、それが母の、最後の言葉でした。
ミシャ監督 新潟戦試合後会見|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
ミシャ監督の浦和レッズ愛が半端ないです。今年の1月にお母さんが亡くなっていたなんて、サポーターのほとんど知らなかったことなんじゃないでしょうか。しかし、給料を5倍もらっても浦和にいるとか、・・・漢ですね・・。
18節が終わった段階で、首位セレッソと浦和の勝ち点差は9です。昨日の新潟戦は、少しずつチームが上向いている印象を受けました。まだヨレヨレには違いないですが、セレッソ戦まで2週間ありますし、なんとかいい状態で長居にいけるようにしておきたいですね。