KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【book】株式投資~長期投資で成功するための完全ガイド~

日経ヴェリタスのおすすめ本ページで知った「株式投資」という本がかなり面白かったのでブログに書いておきます。1か月くらいまではアマゾンでも新品で売っていたのですが、最近アクセスするともう売り切れていました。

株式投資 第4版

株式投資 第4版

 

 

ハードカバーで2800円、400ページ近い内容です。いきなり買うのは高い本だったので、さいたま市の図書館で借りて読みました。読み終わった感想ですが、売り切れるんだったら買っておくんだった、とてもいい内容だったということです。

作者はジェレミー・シーゲルさんというアメリカの経済学者で、ノーベル経済学賞をもらったロバート・シラーさんのお友達のようです。本の著者紹介コーナーによると、アメリカの経済番組ではかなりの有名人らしいですね。

内容は多岐にわたりますが、結局言いたいのは、株式は長期で持つことによって、債券などほかのリスク資産よりも高いパフォーマンスを示しているということです。目次はアマゾンから引用します。

第1部 株式投資の歴史的評価
第1章 1802年以降の株式、債券の投資利回り
第2章 リスク、リターン、資産配分――長期でみれば株式のリスクが債券より小さい理由
第3章 株価指数――市場の代理人
第4章 S&P500指数――半世紀にわたる米国企業の歴史
第5章 株式と債券の利回りに与える税金の影響――株式は債券に勝る
第6章 株式投資の見通し――気まぐれな市場価格は過去の実績を台無しにしてしまうのか?
第2部 価値、スタイル、グローバル市場
第7章 株式――市場価値の源泉と基準
第8章 経済成長の影響と高齢化
第9章 市場に勝つ――規模、配当利回り、株価収益率の重要性
第10章 国際投資と中国やインドをはじめとする新興市場の台頭 第3部 経済環境は株価にどのような影響を与えるか
第11章 金、金融政策、インフレ
第12章 株式と景気循環
第13章 世界的な事件が金融市場に影響を与える時
第14章 株式、債券と経済指標
第15章 上場投資信託、株式指数先物、オプションの興隆
第16章 市場のボラティリティ
第17章 テクニカル分析とトレンド投資
第18章 季節のアノマリー
第19章 行動ファイナンスと投資の心理学
第20章 ファンドのパフォーマンス、インデックス投資、市場に打ち勝つこと
第21章 長期成長のためのポートフォリオ構築
Amazon.co.jp: 株式投資 第4版: ジェレミー・シーゲル, 藤野 隆太, 林 康史, 石川 由美子, 鍋井 里依, 宮川 修子: 本


目次を見ると、広範囲で知りたいことが網羅されています。最後の方なんか、何曜日に株式を購入したらパフォーマンスが上がるのか、なんてデータもわざわざ調べて書いてました(笑)。丁寧な人なんだなと感じましたよ。他にも著書があるようですので、そちらも読んでみようと思っています。

ところで、本を読んだ後、アプリで読書ログを付けたいと思い、「ビブリア」というアプリを入れました。

 
前に日経新聞で紹介されていたアプリです。なかなか便利そう。