NHKのニュースサイトに、アトピー性皮膚炎についての発見が載っていました。詳細は、「Immunity」という科学雑誌に掲載されています。IF(インパクトファクター)が20台で、かなり注目度が高いペーパーですね(有名な”Nature”が35くらい)。
www3.nhk.or.jp
内容は、”アトピー性皮膚炎を発症する特殊なマウスを使って皮膚の表面を調べたところ、症状が出てくるのと同時に「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という2種類の細菌が異常に増えてくるのを突き止めた”というものです。
抗生物質を投与したマウスで、この細菌の繁殖を抑えたところ、アトピー性皮膚炎が発症しなくなったと言うことです。アトピーで困っている患者さんはたくさんいるので、根本的な治療のきっかけになれば良いなと考えています。