ブログの更新がしばらく止まっていました。「賢明なる投資家」という本を、時間を見つけては読んでいました。株式投資をするのに、なかなか参考になることが書いてあり、上巻を読み終わって、今は下巻の真ん中当たりを読んでいます。
新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)
- 作者: ベンジャミン・グレアム,ジェイソン・ツバイク,増沢和美,新美美葉,塩野未佳
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: 単行本
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昨日、日経平均が15年ぶりに20,000円にタッチしました。この時、薬局で働いていてNHKの定時ニュースで知りました。ニュース速報でも流れたので、事務員や他の薬剤師も注目していました。事務員は「あら、そんなに上がったの?でもまた下がるわよね。」というコメントを残し、薬剤師は、「一つだけ投資信託を買っていて、ほったらかしているんだけど、最近確認したら上がっていた。どうして良いかわからない。」とコメントしていました。
インデックス投資をしている身としては、株式市場が上がったり下がったりすることは常識ですので、「また下がるんでしょ?」という人にはドル・コスト平均法で継続的に投資することをお勧めしますし、上がった投資信託をどうして良いかわからない人には「売っても良いし、そのままホールドして買い増してもいいんじゃないか?」と言いたかったです。
ただ、「また下がるんでしょ?」と言ったその事務員は50代半ばの女性で、おそらくバブルがはじけたときの社会状況を知っています。日経平均が38,957円を付け、そこから二度とその株価に到達していないことを考えると、そのコメントは深みがあるなと思いました。
相場なんて誰にもわからないので、人によっては東京オリンピックまで調整を繰り返しながら日経平均が6万円まで上がるという人もいるし、ひとまず25,000円までは上がるけどもそれ以降はわからない。逆に14,000円まで下がるような調整もあるなんて言う人もいます。
今の日経平均も割高だという人もいますし、通過点だという人もいます。僕が株式市場やサッカーが面白いなと思うのは、人によっていろいろな見方があるし、コメント方法も千差万別というところです。そういうところで、直感と知識を働かせてあれこれ考えるのは本当に楽しいです。
ちなみに、個人的にはマーケットはしばらく上がるんじゃないかと思っています。FRBが金利を上げるのは、早くても今年の後半になりそうだし、ギリシャの債務問題も綱渡りながらドイツなどと協議してそれほどショッキングなことは起きない気もします。
ロシアと、不景気なブラジルが少し怖いですが、どんな時代でもリスクゼロってことはないと思いますし、現状は金融緩和で株式市場にお金が流れ込みやすい状況です。日経平均は2万円を境目にしばらくカタカタするかも知れませんが、調整が終わったら上昇するのではないでしょうか。