KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

てんかん教室

土曜日の休日を利用してとある病院の「てんかん教室」を聴講してきました。患者さん向けだったので、平易な言葉でてんかんという病態を説明されていました。発作の種類、家族としての対応、治療薬の使い方など勉強になりました。

▼特に勉強になったものは3つ。まず脳波の見方。前々から脳波の図ってどうしてあんなに9列も10列もあるのだろうかと思っていました。それは、脳波を測定する時に前頭葉、側頭葉、後頭葉などに測定器をつけ、それぞれの脳波を測定するのであのようにたくさんの脳波を見ることになるとのことです。

▼2つめ。お風呂にいた時の発作の対応。てんかん患者さんがお風呂で発作を起こして亡くなるという話は聞いたことがあります。今日のてんかん教室を聞いて、お風呂というのは患者さんにとって非常に危険な場所なんだと言うことがわかりました。場合によっては浮き輪をつけて入浴と言うこともあるそうです。

▼3つめ。てんかん発作になると、患者さんはみんな苦しいんだと思っていました。ところが、脳のどこの部分が脳波異常を起こすかによって、実は発作が気持ちいい場合もあると言うことを知りました。他にも発作時には、通常の9倍もの血流が脳に流れることも初めて知りました。

医者でもないのに、病気のことをブログに書くのはためらいもあります。しかし、今回は休日に学んだことであったこと(仕事外)、あくまで患者さん向けで一般的な内容だったのでエントリーしてみました。またこういう機会があれば報告したいと思います。