今朝の日経朝刊に、面白い記事が載っていました。セカンドオピニオンについて、ほとんどの医師が不快に思っていないという記事です。これは個人的に気になっていたので、調査したメドピアさん、グッジョブ!と思いました。
主治医とは別の医師に診療内容や診断結果の意見を求める「セカンドオピニオン」について、医師専用の情報交換サイトを運営する「メドピア」(東京)が約3900人の医師を対象に意識調査を実施した結果、8割超が患者から他の医師にセカンドオピニオンを求めたいと要望されても不快に感じないと答えたことが分かった。
セカンドオピニオン要望 医師8割「不快感ない」 :日本経済新聞
医療の世界にいますと、「セカンドオピニオン」という言葉はよく聞きます。ただですね、個人的にセカンドオピニオンを活用するかというと、ちょっと待てよ、と思います。なんせ、診察してもらった医師に「あなたの診断は不安なので、他の医師にも意見を求めていいですか?」と言ってるようなものですからね。
これはなかなか聞きにくいな、と思っていました。
しかし、メドピアの調査によると約8割の医師が「不快に思っていない。」と。これは患者さんにとっては気を遣わずにセカンドオピニオンのことを切り出せる材料になりますね。ただ、ファーストオピニオンの医師も大切にしなければいけません。
複数の医師の意見を聞き、どれを選んでよいかわからなくなってしまうことのないように、最初に求めた担当医の意見(ファーストオピニオン)を十分に理解しておくことが大切です。ファーストオピニオンで、「自分の病状、進行度、なぜその治療法を勧めるのか」などについて理解しないまま、セカンドオピニオンを受けてもかえって混乱してしまいます。これまでの検査結果と説明を振り返ってみましょう。
セカンドオピニオンを活用する|がんになったら手にとるガイド [がん情報サービス]
というわけで、なぜセカンドオピニオンの意見を求めるのか?ファーストオピニオンである医師の説明をきちんと理解できているかどうかが大切なわけですね。そのうえで、セカンドオピニオンを求めることは、医師もそれほど気にしていない、ということでしょう。