東京芸術劇場に行って、三谷幸喜作の「ろくでなし啄木」を観てきました。
僕が三谷作品で見たことがある舞台といえば、
の6作で、今回の「ろくでなし啄木」で7作目です。一番面白かったのが、「決闘!高田馬場」でした。これはもうダントツです。涙が出るほど笑いました。
で、今回の「ろくでなし啄木」が2番目に面白かったです。三谷幸喜は、この作品のことを「基本的にコメディではありません。(パンフレットから)」と言っていますが、やはり笑うポイントはあります。特に後半のスピード感がある会話劇は声を出して笑っちゃいました。
ちなみに、ストーリーは石川啄木(藤原竜也)が主人公で、他の二人と一緒に東北へ旅行に来たという設定で始まります。
キャストは、藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵の3人。僕はやっぱり中村勘太郎が好きですね。歌舞伎役者っての言うのは、本当に舞台大好きなんだなぁと、観ていて感じます。他の二人も素晴らしいんですが、勘太郎だけは、なんかこう、特別な思い入れがあります。ま、役どころも関係しているかもしれませんね。
ちなみに東京芸術劇場は、今年の4月から1年半をかけて改修工事をするそうです。改修前の劇場で観ることが出来て、良い思い出になりました。やっぱり映画もいいですけど、役者さんが生で演じる舞台は「この演技はこれ一回こっきりよ!」という雰囲気があっていいですね。
今までやったことないですけど、千秋楽との演技を比べてみたいなぁと思いました。三谷さん始め、役者の皆さん、スタッフの皆さん、素晴らしい舞台をありがとうございました。