「ダークナイト」で有名なクリストファー・ノーラン監督、主演レオナルド・ディカプリオの映画「インセプション」を先行上映で観に行ってきました。
これは、人間が見る「夢」を舞台に製作した映画なんですが、けっこう複雑でした。まあ、「ダークナイト」もちょっと哲学的というか、文学的というか考えさせられる部分があったんですけど、この「インセプション」もそういうものを含んでいましたね。そもそも夢をテーマにする段階ですでに文学的だなぁと思います。
で、複雑なんですけどつまらないわけではなく、さすがにノーラン監督というか、最後までハラハラドキドキの脚本に仕上がっています。そして音楽は、エンドロールで知ったのですが「パイレーツ・オブ・カリビアン」のハンス・ジマーなんです。もう終盤の盛り上がりようといったらなかったですよ。
ただ、一回見ただけではわかりにくい部分がいくつかあったので二度三度と観てみたい映画だなと思いました。僕が大好きな「マトリックス」シリーズも実は初めて観たときに「よくわからん映画だなぁ。」と思ったので、意味がわかるとすごく面白い映画ってありますよね。この「インセプション」もそういう部類かもと、ふと思いました。
あ、あと渡辺謙さんに触れておくと、この人はもうハリウッドでのアジア系俳優の地位を確立しているなと思いました。完全にハリウッド映画になじんでいます。存在感抜群ですよ。
そして、なぜか恒例の夏映画の面白い順番。「インセプション」と「鳥刺し」は同じくらいかなと思います。僕の中ではトイ・ストーリー3がずば抜けてますね。