「いだてん」に続き、「麒麟がくる」も初めから終わりまで逃さず観ることが出来ました。いやぁ、面白かったです。
明智光秀は、確か若い頃のことはほとんど記録に残っていないそうなので、ドラマの前半はかなりフィクションだと思うのですが、それでも斎藤道三とのやりとりはとてもよかったですし、最後まで斎藤道三の影響を感じることが出来ました。
今までの私の明智光秀像は、「信長がだんだん制御できなくなって、本能寺で殺害し、三日天下で豊臣秀吉に早々にその座を奪われてしまった武将」というイメージでした。「麒麟がくる」で完全にそのイメージは覆されました。
なんて高潔で、思慮深い武士だったのか。しかも武士としての強さも兼ね備え、織田軍の中でもトップクラスの武将だったわけです。池端俊策さんの脚本とジョン・グラムさんの音楽も最高でした。コロナ禍で、大人数の合戦シーンなどは観ることが出来ませんでしたが、最後の本能寺の変は非常に力を入れて作られていた印象です。
NHK様、こんな素敵なドラマを1年間ありがとうございました。長谷川博己さんの明智十兵衛、他のキャストの皆さんもお疲れ様でした。