KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【Book】脳と気持ちの整理術(築山 節)

Facebookの「おすすめの本」というグループに所属していて(1.9万人のコミュニティ)、その中で紹介されていた掲題の本が面白そうだったので購入してみました。もうAmazonで新品では売ってなくて、中古で199円でした。すごくキレイな中古本だったので、これで199円とはお得な気持ちになりました。



新書でさくっと2時間程度で読めます。筆者は脳神経外科医で、どのように日々生活をすれば脳が心地良いか、目標をうまく立てられるか、そのようなことが脳神経外科医としての経験とエビデンスに基づいて書かれています。新しい発見と言えば、「エビングハウスの忘却曲線」です。以下のサイトに詳しく書かれています。


ryugaku-kuchikomi.com


築山先生はこの曲線を用いて、記憶の定着のためにキーワードで話をまとめる術を紹介しています。例えば、講演を録音してタグを付ける時に、「◯月◯日 講演会」だけだと、見返した時に内容を思い出しづらいです。「◯月◯日 講演会(場所:△△ビル)」など場所を書くだけでも、イメージしやすくなります。さらに、講演に関するキーワードを2つ3つでも書いておくと、格段に思い出すのが楽になるというお話です。エビングハウスの忘却曲線は、話を聞いて20分経つと記憶の58%が失われるというデータをグラフにしたものです。


そのため、話の最中にメモを取り、1枚のノートにまとめておくという作業は記憶の定着にもつながりますし、さらに後から確認もできます。


さくっと読める本ですけど、仕事やメモに対してモチベーションの上がる良書です。