Kindleで90%くらい読みました。「シュードッグ」です。9割読んでも、まだ1980年くらいのことが書かれています。マイケル・ジョーダンも登場していません。やっと、ミッドソールに入れる「エアー」の話が出ている程度です。
この時期のナイキは、巨人「アディダス」になんとか追いつけ、追い越せの気持ちでやっていたようです。で、アディダスにあってナイキにないものは「アパレル」であると。
社長のフィル・ナイトが社内を見回すと、アロハシャツを着ていたり、ブルドーザーの運転手のような格好をしている社員が歩いています。これはよくないと。
ナイトは、厳しい服装規定を課しました。しかし、これが古参の役員に大不評。そもそも、みんな靴にしか興味のない「シュードッグ」なわけですから、創業当時から服装なんか気にするメンバーではないわけです。
それでもナイトは厳しく指摘したところ、翌日にネクタイを着用して着ましたが、明らかに反抗と思えるような妙なコーディネートばかり。
で、これについては、結局そのまま継続したか、やめたかというのは書いてないのですが、ナイキのようなスポーツメーカーには、パリッとした服装規定はなかなか大変だったようです。
私も実は、スーツが好きではなく、今の職場も私服オーケーです。ナイキに少々親近感を覚えた次第です。