日経電子版(有料版)を購読している特典として、日経新聞さんが定期的にセミナーを開催してくれます。私は以前から年に3〜4回参加しております。今回は、ビル・エモットさんが演者でした。
エモットさん、7月に新刊を出しています。日経新聞がやっているセミナーって、今までは本社の2階で、100人程度のものだったんですよね。今回もそうかなと思っていたら会場がいつもと違うサピアタワーの5階(東京駅八重洲口)。300人入る会場です。
あれ、なんかいつもとグレードが違うなと思っていたら、エコノミストの元編集長が演者ということでなるほどと思いました。会場に行ってみると日経の社員がやたらと「あのエモットさんが来てくれました!」とかなり盛り立てていました。私、エモットさんのことを知らなかったのですが、相当有名な人なのですね。
セミナーの内容は、先のG20から始まり、トランプさんは長続きするのか、ブレクジットのイギリスはどうなるのか、ドイツはフランスは、日本は、と言うようなものでした。中国の話も最後に出ましたね。
基調講演としてエモットさんが初めに話し、途中から日経の編集委員である菅野幹雄さんが加わって対談形式で進みました。あ、ちなみにエモットさんは英語で話して、聴衆は同時通訳のイヤホンを渡されるという形式です。私も最初はイヤホンを付けていましたが、エモットさんの英語が聞きやすかったので、途中から外して聞いていました。
印象的だったのは、トランプさんは本当にどうしようもない大統領であることと、日本と中国の付き合い方でした。エモットさんはイギリス人ですので、EUとの付き合いはやめることはできない、それと同じで日本も中国との付き合いは止めることはできないといっていました。
中国の難しいところは、経済の規模も人口も非常に大きな国なのに、協調姿勢があまりないということです。そこをどのように付き合っていくか、韓国なども交えて取り組んでいかないといけないというような話でした。近いうちに、「西洋の終わり」も読んでみます。