KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

広州恒大が店頭公開とな。

今、ACLの決勝が行われている最中ですが、その出場チームである広州恒大が店頭公開したそうです。日経産業新聞の記事になっていました。

 中国不動産大手、恒大地産集団(広東省)は、中国電子商取引最大手のアリババ集団と共同保有する傘下のプロサッカークラブ運営会社「広州恒大淘宝足球倶楽部」の株式を店頭公開した。中国の店頭取引市場である「新三板」に登録、公開した。知名度をさらに上げ、株式の流動性を高める。


広州恒大のサッカーは、一昨年、浦和とACLでぶつかったときに埼スタで観戦しました。監督はW杯を制したこともあるイタリアのリッピ監督。外国人はビッグネームこそいませんでしたが、ドイツ人やブラジル人を擁する強いチームでした。

広州恒大の年間営業収入は、100億円を超えており、Jリーグで一番収入が多い浦和レッズの58億円(2014年度)を大きく超えております。通常、クラブが選手に払う給料というのは、営業収入の3割程度です。浦和レッズだと約17億円、広州恒大だと約30億円です。これだけ給料が違うと、そりゃ戦力も違うよって話です。

広州恒大はどこを目指しているのか知りませんが、アリババグループにも出資してもらって、さらに今回の店頭公開です。監督はブラジル代表を率いたこともあるスコラーリで、中盤には去年のW杯で中盤を務めたパウリーニョがいます。

JリーグがアジアにアピールするにはACLで優勝というのが必須だと思うのですが、さすがに広州恒大資金力に対抗するには小粒じゃないかと思います。さらに中東マネーもありますから、今回の広州恒大と中東のアルアハリはかなりレベルの高い試合だと思います。

株式市場に上場している有名なサッカーチームと言えばマンチェスターユナイテッドがありますね。サッカークラブというのは、投資家から見ても面白い存在であるわけです。